ふわふわ気分で

舞台、シネマ、藤原竜也くん、長谷川博己くん、成河くんのことなど気ままに・・・

「ムサシ」大楽感想

2009-05-12 | 藤原竜也

「ムサシ」
梅田シアター・ドラマシティ 5月10日千秋楽観劇。

長い公演もとうとう、10日で大阪大楽。
カテコでは、オールスタオベの中、
蜷川幸雄さん、井上ひさしさんも登場されました。

3週間ぶりで観た「ムサシ」
出演者それぞれ、さらに深くなってました。

大楽というので、お客さんも緊張してたのかな。
はじめの方、笑いが少なかったような気が。
大阪は、東京と笑いの質が違うのか。

オープニングで客電が消えて、
笛と小づつみ(かな?)のポンポンという曲を聞くと、
わくわく気分が高まってきます。

スタートの音楽から、赤い日輪。
そして、竹林への舞台転換。
ムサシの美術、大好きです。
中越司さん、グッジョブですよ~

竹林移動シーンは、さい芸の方が舞台奥行きがあるからか、
ずーっと、キレイでしたね。
ライティングもイマイチ。

5人6脚も以前ほど、ごちゃごちゃだったり、舞台から落ちそうってこともなかった。
なんかね、全体的に動きが洗練されてきた感じね。

鈴木杏ちゃんが、よかったです。
1幕の最後のせりふも、じーんとしたし、
この舞台で杏ちゃんは、重要なセリフ多いですね。

平心の大石さんがきっちり押えていたのもよかった。
ラストの平心の寺開きのセリフ。
最後なんだなぁ~と、ちょっと胸いっぱいになりました。

白石さん、変わらず艶っぽいお声で、すごいパワーでした。
白石さん拝見してると、
負けずにがんばろうって気になりますね。

吉田鋼太郎さんと辻萬長さんは、安定していて、
観ていて安心でした。
「うさぎ」は、やっぱり笑えましたね。

小栗旬くん、前回よりも立ち居振る舞いはきれい。
でも、鉢巻を締めるときに、ポニーテールを整えるのは・・
お疲れモードなのか、滑舌がイマイチなのは残念。

藤原竜也くんのニコーもおとなしめでした。
さい芸よりも落ち着いた雰囲気が。

ラストの「おぬしも達者でな」ってとこの声が、
セクシーで、ちょっとぞくぞく・・・
むふ・・・
いえいえあそこは、そういうシーンでは・・・
はい、わかってるんですけど、はぁ~

その後、客席階段を上がって去っていくシーン。
ライトを浴びてる竜也くんのキレイなこと。
ガン見しちゃいました。
ふふ・・・

井上ひさしさんは、武蔵と小次郎2人の決闘というような、
スケールの小さい話ではなくて、
地球規模の戦い、報復の連鎖を断ち切り、
命の大切さを訴えたかったのでしょうね。

平心のラストの「ありがとう」とか、杏ちゃんの命を大切にとか、
この日は胸に響いてきました。

でも、井上さんのメッセージはよくわかったけど、
話としては、最後にもうひとひねり欲しかったなぁ。

武蔵と小次郎は、実はタヌキでした、ってのはどう?
シッポをつけて退場とか・・・
はい、勝手な妄想でした。
あしからず。はは・・・

長丁場、ホントに皆さまお疲れさまでした