余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

がランス色

2020-12-27 01:29:31 | 花弁の詩
君のためなら手を汚そう
獣が僕に乗り移る
バイクに漆を塗りたくり
銀河の底へ取りに行くよ
あどけなさの残る白い肌
甘いチョコをぽっけに入れて
僕は君の翼になろう
わるいことなんかないんだ
君の全てを愛しているよ
欲しいものは知ってるよ
たとえこの心が苦しみで覆われても
罪の連鎖で壊れてしまっても
僕は嘘を突き通そう
幸福の色
バーミリオンの赤のために
バイクをビュンビュンとばしてさ
深海どこまでまでも取りに行くよ
幼さの残るはにかみで
フルーツの飴をなめてるよ
正しいことなんてこんなもんさ
心の中にポツンと白い花
うれしかった
うれしくて
僕は君の月
暗い闇を照らす月光さ
闇はほらそんなに恐くはないんだ
笑顔を忘れたら君の元へ
宇宙の果てまで取りに行くよ
君が手を伸ばせるために
がランス色の僕のために
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四季を歩く

2020-12-27 01:26:34 | 花弁の詩
うまれてきたの
誰かに否定されても
私はここにいるんだよ
誰も気づいてくれない
ここは絵画
鏡の前には憧れと憂い
うまれてきた
偶然なんか信じない
必然なんか信じない
でも信じたい
嘘の裏の奇跡を
軌跡にうながされた運命を
私は目が明いている
みんなが眩しく見える
まるで太陽の輝き
私は目を閉じた
手が冷たい
静けさの音

四季を歩く
胸が痛い
前を向いて
幸せな笑顔が手をふっている
わたしはうまれてきたの
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けんかした夜

2020-12-27 01:24:44 | 花弁の詩
君とけんかをした
青い化石が雲になった
夢枕に君が現れた
なんで来てくれないの
もうすぐお鹿もきちゃうわよ
君がいないと睡眠もできない
なんでか月がまあるいよ
まあるいせいで涙がでちゃう
夜の優しさで止まらない
キラキラの雫が頬をつたう
なんだか君に会いたいよ
早く来てくれないかしら
こんなに涙をこぼしているのに
やる気もでなくて
部屋の中もぐちゃぐちゃで
私をここから引き寄せて
はやく私にあいに来て
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喉が渇く

2020-12-27 01:20:12 | リンゴのいろ(短歌)
喉が渇く
時間軸の交わらず
私はここにトンビといるよ
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ノスタルジー

2020-12-26 01:09:30 | 花弁の詩
外界が僕を誘っている
下界からこっちを見ているもの
天界に押し潰されそうだ
相棒が呼んでいる
お気に入りのブーツは困ってる
トンカツの肉汁
お腹がすいたよ
美食家の虫に聞きに行こう
舌が丸まった
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