余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

綾取りを

2020-12-13 22:37:16 | リンゴのいろ(短歌)
綾取りを
交互にしている形代え
このやり取りは引力のまま
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

坂道で

2020-12-13 22:34:49 | リンゴのいろ(短歌)
坂道で
息を吐いて
上をみて
手の平ぶんの
信じてみたこと
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最果てアーケード

2020-12-13 22:11:00 | マイブック(あ)
「最果てアーケード」
      小川洋子 著

それぞれには居場所がある。
そこで待っている”物”たち。
見つかり難いアーケードには、
静かに待っているたちが溢れている。
想いのつまったものが落ち着いて座っている。
広い場所、狭い場所、ちょうどいい空間、
そのどれもがゆったりとした窮屈にならない心地。
空間にいる”私”。
私は大家。
レース屋、読書休憩室、義眼屋、輪っか屋、紙店、
ドアノブ専門店、勲章店、遺髪専門のレース編み師。

この物語は時間の流れが止まっている、そう感じた。
切り取られた断片がそうさせているのだろう。。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする