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余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

2021-04-24 23:04:13 | 写真の扉の詩
忘れる?
忘れない?
忘れたくない?
僕の脳はいったいどうしたの
言うことを聞いてくれない
君を忘れるわけがない
でも忘れる?
そんなことない
夢でさえみるのに
苦しい?
こわい?
そばにいて
ふれていて
こんなに愛していること
こんなに愛していたこと
おぼえている?
おぼえていて
わすれないで
このぼくを

恋の木

2021-04-24 23:02:01 | 写真の扉の詩
いつだったか君にあった恋心はなくなって
いつだったか僕の恋だけが
育まれ成長が止まることはない
雲に届きそうな恋の木は
一本だけ高いせいで
もはや誰にも気付かれない
こんな声さえ聞こえてくる
「邪魔な木だね」
君に届かないなら
いっそのこと枯れてしまおうか
君が僕を見ない日に
葉は散り 背丈は縮こまり
老衰していく肌を虫達が食べる
自然が僕を生かしてくれる
ごまかしのせんべいを食べても
この恋はにがくてたまらない