栗野的視点(Kurino's viewpoint)

中小企業の活性化をテーマに講演・取材・執筆を続けている栗野 良の経営・流通・社会・ベンチャー評論。

なぜ、無差別殺人は起きるのか。その背景を探る。

2018-06-12 20:34:07 | 視点
 「誰でもよかった」「むしゃくしゃしてやった」。理不尽な「無差別殺人」が繰り返される度に、この言葉が犯人から発せられる。
 なぜ、怒りが不特定の相手に向けられるのか。この種の犯行が行われる度に犯人が抱えている闇の背景に迫ろうとする試みが行われるが、彼らが語らない以上明らかにならない。語ったところで明らかになるとも限らないが、少なくとも「闇」を垣間見るぐらいはできる。

 以下は2012年以降、折に触れ「栗野的視点」で犯罪を生む社会や背景に様々な角度からアプローチしてみたものだが、「No.415」で触れた「津山30人殺し」は動機や背景で現在の「無差別殺人」と共通するものが多い。
 この機会に一読・再読戴ければ幸い。
 「◆」は本文中の見出しを適宜列挙したもの



栗野的視点(No.606)                   2018年3月14日
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犯罪の背景にイラつきを生むコンビニ社会の存在
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◆「漠然としたイラつき」が犯行動機
◆1人称で語られない犯行
◆イラつきの背景にコンビニ社会
◆不自由さを享受する分散型社会

 「まぐまぐ」の収録ページ
 http://archives.mag2.com/0000138716/20180314170326000.html

 「栗野的視点」HPの収録ページ
 http://www.liaison-q.com/kurino/Crime-iratuki1.html


栗野的視点(No.580)                   2017年5月26日
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自分しか見ない・見えない超自分主義の人間が激増
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 超自分主義は超自己愛という形でも現れる。男性の場合は自己欲という形を取る。周囲が自分を評価してくれない、本当の自分はこんな人間ではない、と考え、それが他者への僻み、嫉み、恨みとなって現れたり、その逆に他者への強権的態度となる

 「まぐまぐ」の収録ページ
 http://archives.mag2.com/0000138716/20170526102231000.html

 「栗野的視点」HPの収録ページ
 http://www.liaison-q.com/kurino/Ultrajibunism.html


栗野的視点(No.558)                   2016年10月12日
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犯罪の背景に潜む潔癖症
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◆優生思想の下で行われた犯罪
◆「異物」を排除する社会の怖さ
◆潔癖症とホームレス殺人の関係

 「まぐまぐ」の収録ページ
 http://archives.mag2.com/0000138716/20161012110518000.html

 「栗野的視点」HPの収録ページ
 http://www.liaison-q.com/kurino/Cleanly1.html


栗野的視点(No.555)                   2016年9月12日
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環境異変、犯罪異常の背景に磁場の反転現象
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◆温暖化で紛争、暴力、犯罪

 「まぐまぐ」の収録ページ
 http://archives.mag2.com/0000138716/20160912215140000.html

 「栗野的視点」HPの収録ページ
 http://www.liaison-q.com/kurino/Jibagyakuten1.html

栗野的視点(No.549)                   2016年7月22日
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社会の内向き化がもたらす危険性
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◆想像力の欠如と犯罪抑止力の低下
◆社会の内向き化で増える犯罪

 「まぐまぐ」の収録ページ
 http://archives.mag2.com/0000138716/20160722165919000.html

 「栗野的視点」HPの収録ページ
 http://www.liaison-q.com/kurino/Uchimukishakai1.html


栗野的視点(No.492)                    2014年9月1日
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崩壊する日本(1)~連鎖していくヒューマンハザード
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 最近の凶悪犯罪で特徴的に見られるのは凶行の対象が家族(かつての家族関係も含め)や交際相手といった身近な人間を対象にしていることで、これは強者には立ち向かっていけない弱者の犯行といえる。内向きの犯行と言ってもいいかもしれない。
 対して無差別殺人は見ず知らずの人間を対象にしているため、一見、外向きの凶行のように見えるが、実はこれも自らの弱さを隠す、内向きの犯行である。
 その典型が、自ら死を選べずに、他力を頼んで自らを死に至らしめてもらいたいという身勝手さ。こういう犯罪を犯す輩は自分で自分の進路を決められないタイプの人間であり、大人になりきれない未成熟人間といえる。
 問題はなぜこのようなタイプが増えてきたのかということだ

 「まぐまぐ」の収録ページ
 http://archives.mag2.com/0000138716/20140901161724000.html

 「栗野的視点」HPの収録ページ
 http://www.liaison-q.com/kurino/Humanhazard1.html


栗野的視点(No.415)                    2012年6月19日
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凶悪犯罪は増えているのか~横溝正史も注目した日本犯罪史上空前の惨劇
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◆凶悪犯罪は増加しているのか?
◆津山30人殺し
◆動機は自分勝手な思い込み
◆周到な事前準備
◆大半は事前兆候あり
◆模倣と強い自己顕示欲

 「まぐまぐ」の収録ページ
 http://archives.mag2.com/0000138716/20120619220509000.html

 「栗野的視点」HPの収録ページ
 http://www.liaison-q.com/kurino/Tsuyama30nin1.html




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