まろの公園ライフ

公園から世の中を見る

サクラが恋しい!

2013年04月25日 | 日記

公園は新緑の真っ盛りである。
気がつけば桜はすっかり散り果ててしまった。

みずみずしい若葉の美しさは格別だけれど
どうも桜への「惜別」が心の隅にくすぶっているような気がする。



好きなハナミズキも「葉ミズキ」になってしまった。
今年はゆっくり桜を楽しむゆとりがなかったなあ・・・と、つくづく残念である。
特に忙しかった訳でもないのに
いろいろ鬱屈があって心に余裕がなかった。

全国には「名木」と呼ばれる桜が各地にあって
毎年、今年こそはと思うのだが、なかなか行く機会がない。



<三春滝桜>

福島県田村郡三春町にあるベニシダレザクラの巨木だ。
その名の通り春にはピンクの花が滝のように降り注いで目を楽しませる。
樹齢1000年、日本三大桜の一つで国の天然記念物。
三春町の名は「梅と桃と桜の三つが一度に咲いて春が来る」ことに由来するとか。
まさしく「桃源郷」のようなところで、一度は行ってみたい!

<山高神代桜>

山梨県北杜市の実相寺の境内にあるエドヒガンザクラ。
樹高10m、幹回り11m、日本では最古最大の桜でこれも国の天然記念物だ。
この堂々たる幹の威容、量感はただただ凄いと思う。
樹齢2000年という枯死寸前の老木だが、今年もちゃんと花をつけたと言う。
その不屈の生命力!一度は抱きしめてみたいと思う(笑)

<根尾の薄墨桜>

岐阜県本巣町の根尾谷にある伝説の桜の古木である。
作家・宮尾登美子が小説にしたことからすっかり全国区になった。
散り際に淡い墨を引いたような色になることからその名がついたと言われる。
ドラマの取材で一度だけ対面したことがあるのだが
この巨木の下に立つと「桜に酔ったような」気分になった記憶がある。

最も思い出深いのが京都・円山公園の枝垂れ桜である。
学生時代は嬉しいにつけ、悲しいにつけ、よくこの桜を見上げたものだ。
花見酒を飲んだこともある、デートをしたこともある。
「現代の櫻守」佐野藤右衛門氏が精魂込めて守り抜いて来た孤高の桜。
別名「祇園の夜桜」と呼ばれるだけに、薄闇に浮かびあがる姿はこの上もなく美しい。

  清水へ 祇園をよぎる 桜月夜 こよひ逢ふ人 みな美しき哉  (与謝野晶子)

もうずいぶんこの桜も見ていないなあ・・・

いつの間にか藤の花が満開だ。
それでもやはりサクラが恋しいと思ってしまう。
いつか見たサクラの残像が、まだ見ぬサクラの幻想が
夢のように浮かんでは消えていく。

 


ご近所ランニング

2013年04月24日 | 日記

いつもは公園内をランニングしているのですが
たまには気分転換、昨日は公園の外周道路を走ってみました。

公園にはいくつも出入り口があります。
ふと思い立ったので、とりあえず目の前にある北口から外へ・・・

まず見えてくるのがご存じ「靴流通センター」です。
上等なブランド靴などはありませんが種類が多くて値段も安いので
子供の靴などをよく買いに来ますね。

すぐ隣にあるのが「TSUTAYA」です。
そう言えば、最近、あまりDVDを借りていないなあ・・・
我が家のピアノ小僧はもっぱらクラシックのCD専門であります。



「おふろの王様」もあります。
たまには広々とした風呂に入りたいなあ・・・
と言って、温泉旅行に出かけるカネもヒマもないしなあ・・・
そんな時はここに来ますね。

定食屋のような店も結構あります。
この店はオバチャンのイラストと「身体にやさしい」という言葉に惹かれて
前から気になっているのですが、まだ入ったことはありません。

この店は一度入ったことがあります。
今どきの「行列の出来るラーメン屋」ではなく、昔ながらの中華そば屋です。
昔ながらの頑固親父かステテコ姿で麺を茹でています。
いかにも・・・という感じで期待しましたが、うーん、味は普通でした。

住宅街をちょっと抜けると畑の風景も広がります。
今はちょうど端境期でしょうか・・・
向こうに見えるのが我が「ウサギ小屋」のある高層団地群ですね。

イチゴ農家もあったりします。
これはちょっと知りませんでしたねえ・・・
急にイチゴが食べたくなったので帰りに買って帰ろうと思いました。



住宅街の中にある謎のカフェ。
いつもハイソなオバサマ方が出入りして優雅にお喋りを楽しみ
時にはバイオリンの音が聴こえてきたりします。
どんなカフェなのか覗いてみたい気がしますが勇気がありません。



写真を撮っていたら・・・
隣家の二階からハイソな猫がこちらを睨んでいました。
ひょっとして不審人物を通報するように訓練でもされているのでしょうか。
大丈夫だよ、怪しい者ではないからね。

駅近くにはこんなカフェも・・・
♪ 俺は田舎のプレスリー 絶対プレスリー!ですな。
サーファー気取りの馬鹿面の若者が半ケツ姿で出入りしています。

こうやって見ると公園のご近所にもいろんなものがあるなあ・・・
もう少しご近所付き合いを大事にしないと駄目だなあ・・・
などと思いながらジョギング終了!

 


山野草の世界

2013年04月23日 | 日記

これ、なんという植物か知ってます?
私も知りませんでしたが、「一人静」と言うんです。
清楚で可憐な姿はおそらく「静御前」から来ているんでしょうねえ。

公園のイベントスペースで「山野草展」が開かれていました。
山野草と言えば野山にひっそりと咲いている花や草のことですね。


<マツバトウダイ>

どちらか言えば地味ですね。
でも、こういう目立たない地味な花が好きで
盆栽風に手をかけて愛でる人たちが大勢いるんです。


<ヤマブキソウ>

これは知っています、公園にもよくあるヤマブキですね。
実の一つだに なきぞ悲しき・・・


<ラショウモンカズラ>

これなんかいい感じですよね!
地味とは言いながら結構、色もバリエーションがあります。


<ヒメユキノシタ>

山野草を辞書で調べてみると・・・
「平地や高山に自生する観賞価値のある草木」とあります。
なるほど・・・観賞価値がない草木はつまり「雑草」とうことでしょうかね。


<オダマキ>

山野草というと勝手に自生しているイメージですが
最近は愛好家も多くて、様々に品種改良されているようです。


<トキワマンサク>

ああ、この花も公園にあります。
赤やピンクが多いですが白いのもあるんですねえ。


<サキシフラガキンバラリア>

長くてややこしい名前ですが、でも素敵ですね。


<コンペキソウ>

「紺碧」の淡い青色の花からその名がついたと言われています。
原産はロッキー山脈と言いますから外来種なんですね。
この美しさはまさに「完璧」です!


<ウンナンハギ>

これも名前からすると中国「雲南省」の原産でしょうか。
楚々とした美しさがありますねえ・・・

そう言えば四川省は地震で大変な被害になっているようですが
外国の救援隊を拒否するというのはどういう事情なのかよくわかりません。
地震大国日本にはさまざまな機材やノウハウがあって
必ず役に立つと思うのですが・・・
国家の体面なのか、それともやはり「尖閣問題」の影響なのか
いずれにしても中国はもっと大人になるべきだと思います。

山野草を愛でながら国際問題もちょっと考えたりしました。

 


ベランダの新緑

2013年04月22日 | 日記

一日中、冷たい雨が降っていましたね。

ベランダに出てみると、思わずブルッとするような寒さ。
2年前の東日本大震災では鉢植えやスイレン鉢が全てひっくり返りました。
それ以来、ベランダはほとんど放ったらかし状態でしたが・・・



知らない間になんか勝手に「新緑」しています。
ま、新緑とは呼べないけれど・・・

新緑と言うか・・・雑草ですな、コレは。

これは息子が学校で栽培したブドウらしいですが・・・
本当にブドウかねえ?

ちょぼちょぼと花も咲いています。
このピンクの花、なんて言ったかなあ・・・忘れました。

公園で拾って来たドングリ、松ぼっくり、フウの実・・・
これもディスプレイしようと思ったのですが、放ったらかしです。

ベランダから下を見ると・・・
桜のトンネルだった通路がすっかり新緑の森になっています。
うーん、寒い!東北では季節はずれの雪らしく・・・

市街地でこんな光景が見られたそうです。
雪と桜のコラボレーションでしょうか、まさしく「春の珍事」ですね。
もうじき5月だと言うのによくわかりません。

おお、こんな花も咲いている!
これも勝手に咲いたもので名前は忘れました。
しかし、植物というのは実に逞しくて生命力にあふれているなあ・・・と
あらためて感心した一日でした。


温泉行きたい!

2013年04月21日 | 日記

朝から凍えるような寒さですねえ・・・
ニュースを見ていたら東北では雪が積もっていました。

もうすっかり春だと思っていたのに・・・
こういう冷たい雨が降る日は思わず「温泉行きてえなあ!」と
叫びたくなります・・・実際に叫んでしまいました。
そこで急遽、予定を変更して(別に予定はないけど)温泉特集です。

これ、以前にも記事に載せましたが
露天風呂の入浴風景の撮影に成功した貴重な一枚。
場所は冬の「那須温泉」です。
思えばこれ以来、温泉には行っていないような気がします。
どこか近場でいいから温泉行きたいっス。

例えば箱根・・・いいですねえ!
新緑の箱根の山々を眺めながらのんびり露天風呂につかる・・・
考えただけで身も心もとろけるようです。
ここは奥湯本の「天山湯治郷」という日帰り温泉施設ですが
なかなかグレードが高く、それほど混んでないのでゆっくり出来ますよ。
何より「湯治郷」などというネーミングがいいです!

こちらは箱根からそう遠くない伊豆・伊東の「赤沢温泉」です。
化粧品会社の「DHC」が経営する大人気の日帰り温泉施設です。
ここの露天風呂から眺める太平洋のパノラマは、とにかく雄大でスゴイです!
最近は宿泊施設も出来たようでますます人気上昇中。

場所はいきなり飛びますが・・・
信州・上高地にほど近い有名な「白骨温泉」です。
このやわらかな白濁の湯は秘湯ファンには垂涎の的ですねえ。
長年、テレビの「旅番組」をやっていた関係で、数限りない温泉に行きましたが
間違いなく三本指に入る温泉ですね。

能登半島の突端、珠洲市にある「よしが浦鉱泉」です。
通称「ランプの宿」と呼ばれ、ほのかなランプの灯りの中での露天風呂は格別です。
目の前は日本海、波の荒い日は波しぶきが吹きこんだりします。
秘湯ということで言えば、ここが一番かも知れません。
最近はすっかり高級リゾートホテルになったのがちょっと残念ですが・・・

温泉の醍醐味は何と言っても露天風呂!
ここ岡山県の湯原温泉は露天風呂では堂々「西の横綱」です。
ご覧の通りダムの下に湧く温泉なんですねえ。
24時間入浴自由でしかも無料!
大阪時代はよく夜中に車を飛ばして来たものです。
見上げると降るような星空でした。

さて、そんな私の一番のお気に入りが・・・
わが故郷・島根県の小さな港町に湧く「温泉津(ゆのつ)温泉」です。
世界遺産に指定された「石見銀山」のすぐ近くですが
ホテルや大規模旅館などはなくて
小さな宿屋が肩を寄せ合うように建ち並ぶ実に「鄙びた」湯の町です。
そうそう、映画「男はつらいよ 寅次郎恋やつれ」では
この温泉津温泉が舞台で吉永小百合さんがマドンナ役でしたねえ・・・

各旅館の露天風呂もいいですが
共同浴場である「元湯泉薬湯」の風情が何とも言えません。
地元の人と背中を流し合いながらお喋りを楽しむなんてことも出来ます。
1300年の歴史を誇る古湯で効能も折り紙つき。
日本温泉協会の分析では全項目「オール5」という最高評価の天然温泉なんです。
山陰方面にご旅行の際はぜひ、ぜひ!



何やら「温泉案内」みたいになってしまったけれど・・・

それにつけても温泉に行きたし!
寒々と雨に霞む東京の摩天楼を見ながら、心は「湯けむり」に霞むのでした。
せめて温泉入浴剤を入れて、昼風呂でもするか!