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読書日記 2013- 02 「abさんご」

2013-02-20 13:27:53 | 読書日記

1月の後半は秋学期の期末試験。レポートラッシュで読書といえば文献ばかりを読み漁る日々。
読んだ文献といえば、コミュニケーションに関する本。

「ノンバーバル・コミュニケーション」、「しぐさの研究」、「コミュニケーション論」、「異文化間コミュ二ケーション」、「身振りと発話の研究」などなど。
文献は関係のある部分だけを読んでいるから、これを読んだ本としてカウントするのは邪道かな。

しかし、この中でも面白い本もあった。
「ノンバーバル辞典」というもので、大学の図書館で借りたのだが、Hな話しばかりが出ているのだ。しかも、その表現がダイレクト!
よくもまぁ、大学の図書館はこれを扱ったなと思った。
さすがに、レポートでは、この本を参考文献には挙げなかったけれど。

新聞連載が途中で打ち切りになり、物議をかもしている渡辺淳一さんの「七つの恋の物語」は結局4編を読んで図書館に返却。
1冊の読了とならなかった。
物語としては面白かった。特に「恋闇」。いやらしい話ばかりを描いているのかと思ったら、そうではなく、男と女というほとんど普遍的なテーマをストーリーに照らして提示している。
なかなか、興味深かった。

考えたのだが、年間200冊という目標を修正しようと思う。
年間200編ということにした。

ドラマ「ビブリオ古書堂」の影響で、夏目漱石の「それから」を読んでいる。
高校生時分に読んで以来2回目。
すっかりストーリーを忘れてしまっているので、実質初めて読むのと同じ感じだ。
「こころ」は3回読んだ。
高校生の頃、20代の頃、そして40歳。
それぞれの立場で読むために、いつ読んでも感じ方が違った。
「それから」も多分感じ方が違うんだろうなと思う。
まだ50ページ目の序盤を読んでいる。

読了したのが、芥川賞受賞作。黒田夏子さんの「abさんご」。
「永遠の文学少女」を「見つけてくれてありがとう」という応酬がなんとも商業的で嫌なんだけれど。

さて、この話題作をわたしは全く理解できなかった。
日本語なのに外国語を読んでいるような感覚。ストーリーがどんなものなのか、それすらも分からない。
「どんな話なの?」と問われても、何も答えられないこの惨状。
いや、この難解さは、自分だけではないだろう。

だが、「文藝春秋」で読むより、「早稲田文学」で読む方が読みやすかった。
紙質の違いなのか。それともフォントの違いや大きさの問題なのか。
右綴じの本を左から読み進める。
この違和感がまたわたしを動揺させたし。
漢字と平仮名を使う法則性に実は暗号があるのではないかとも感じた。

っていうより、平仮名と漢字で感覚の捉え方が全く違うことにも気がついた。
これも認知科学だよなって考えさせられる点は別の意味での収穫だった。

2月20日時点。
読んだ作品は6編。
もっとペースをあげなければ。

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