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居酒屋放浪記NO.0009 ~和と洋の融合 渾身の焼きパスタに涙~「ピカヴォ」(文京区小石川)

2005-03-12 20:26:35 | 居酒屋さすらい ◆東京都内
 茗荷谷の駅を降りるといつもこう思う。
 「この町は何でこんなに暗いんだろう」。
 雰囲気ではなく、町の灯りが、である。
 特に駅の裏手、小日向はもう真っ暗、クラリンコ(ちびまる子ちゃんより)。その昔、この小日向を下っていくと、そこに茗荷がたくさん自生していたっていうじゃな~い。今でこそ茗荷谷の地名は東京メトロの丸の内線の駅名でしか残っていないけれど、その昔そこには一体どんな風景が広がっていたのかしらん。
 で、もって、とにかく一息つけるいい飲み屋をホウボウ歩いて探してみたんですが、これがなかなか見つからない。跡見学園の方や、拓大、小石川植物園の方まで歩いてはみたものの。仕方ないな、と引き返して駅に戻ってみると意外と近くにあったんです。飲み屋が。でもね、外観ではどんなお店なのは判断できないんです。居酒屋なのか。バーなのか。店内も茗荷谷駅付近と同様暗がりで中が窺えない。でも、酒や焼酎の一升瓶は辛うじてみえる。店の名前は「ピカヴォ」。和なのか、洋なのか。まぁ、他にお店もないから入ってみることにしました。
 縦長の店内は手前左にテーブル席、奥に座敷があって既にそこでは酒宴が繰り広げられている様子。店内もやはり暗がりで落ち着いた雰囲気。平生、こういった按配のお店では飲まないので少し構えちゃったりなんかしちゃったりなんかして(汗)・・・。
 でも、別に気取ったお店でもないようだ。お店のお兄さんはかしこまってない。とりあえずは、まぁビールでしょう。生ビールは「一番絞り」。こうしてビールの出自を明かしてくれるところが嬉しい。また、ほどよく冷やしたジョッキが更に嬉しいなぁ。通しには豆腐がきた。自家製だそうだ。ほんの一片ほどの豆腐だが、なるほどこりゃうまい!!豆腐大好きなんです!自家製をわざわざ出してくれるところがまた泣かせるね~っ。
 「食べ物はよく分からないから」とビールにあうつまみを2つくらいお兄さんに頼むと、カルパッチョを持ってきてくれた。イサキとハマチだそうだ。魚はやっぱうまいのう!!日本人には魚です。これはイタリア風だけど。
 さて、速攻でカルパッチョとビールを片付けると酒が飲みたくなってきた。お兄さんに「すっきりして辛いやつ、冷やで」と注文すると持ってきてくれたのが「脹雀の里」(ふくらすずめのさと)。福島県の喜多方市の造り酒屋、ほまれ酒造の酒だそうだ。「えいや~っ、あいづばんだいさんは~たか~らのや~ま~よ~」、なんて歌いだしたくなるほど、こりゃンまい!居酒屋放浪記NO.0002で飲んだ「開運」よりごっきげんだ!味もすっきり。
 締めはパスタと決めていた。酒にあうパスタは何かとお兄さんに尋ねたら「和風焼きパスタ」とのこと。正式な名前は忘れたが、麺は茹でるのではなく焼いたパスタに醤油ベースのタレで味付けした同店オリジナルのメニュー。されど決して焼きそばではない。麺はつるつる。味は焼きうどんに似ている。酒にもヒジョーにあうあう。金額は900円。ちと高いが量はけっこう大盛り。バーモントカレーのCM、小野伸二ばりにガツガツたいらげるとお腹もほどよく満たされた。
 いやぁ、今夜もンまい酒とンまい食べ物をいただきました!

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