
もはや言わずと知れた「埼玉屋」。
ここに多くの紙幅を使う必要もあるまい。
多くのホルモンファンを魅了し続けた同店。だが、同店の実情は果たしてどうなのか?
わたしの役割はその同店の本質を見極めることにあると思う。
まず、開店前の16時となる30分前にわたしは店に並んだ。既に27人のファンが並んでおり、わたしは28番目。果たして、この順番で入店できるのか、一抹の不安を感じたのだが、基本的に並んだ人は全て入れるらしい。
16時になって、ようやく入店。
2010年の店のリニューアル後、どうやら別室を設けたらしく、店のキャパシティは広がったようである。
はじめ、わたしはその奥の部屋に案内されたが、ほどなくして普通のカウンターに座らせてもらった。やはり、断然店のオヤジがいるカウンターのほうがいい。
飲み物はまず「生ホッピー」。
これをつまみの「クレソン」をかじりながら、ひたすら1本目のホルモンが焼きあがるのを待つ。
火入れした焼き台に向かうオヤジの姿はまるで儀式のよう。ほとんどの客はこの姿を分かっているらしく、微笑みを浮かべながらオヤジを眺めている。
「もつ煮込み」(650円)というのがたいそう気になったが、ここは我慢。
1本目の串焼きが届けられた。
店のオヤジが言うには「アブラ」だが、どう見ても他店の「アブラ」とはワケが違う。少し、生っぽいのはわざとレアで焼いているのか。そんな芸当ができるのは、同店だけだろう。
2本目は、白レバー。これもベリーレアとの紹介を受けた。
しかし、この店のオヤジはただものではない。
肉のクオリティはとても素晴らしいが、厚顔いちいち恩着せがましい。この対応には閉口するほどだ。
店のルールとしては、酔客は一切お断りという。
だが、店のオヤジ、俺に向かって「飲んでない?」と聞いてきた。
そう、わたしは、この日、既に蒲田の「愉快酒場」で飲んだ後だった。さすが、オヤジ、見極める力はすごい。
だが、わたしは冷静に「飲んでない」と答え、事無きを得た。
その後、気分よく生ホッピーを注文して、串焼きを待つ。
串焼きは「上シロ」「ネギ間」と続き、オヤジはおもむろに「フレンチ風だ」と叫ぶと「チレ」にガーリックバターを載せた一品が配られていく。
これは、まさにホルモンを熟知したからこそできる技。本当に素晴らしい。
そして、極めつけがサルサソースをかけた逸品。ホルモンの種類がよく分からないのだが、これがとてもうまい。
このオヤジの経歴をよく知らないのだが、相当ホルモンを熟知していると思う。オヤジなのに、ガーリックソースやサルサソースで食べるという発想が斬新だ。
この辺で熊猫、お腹がいっぱいとなり、店を辞した。
その間、生ホッピー、3杯。グラスの縁に塩を塗り込めた名物のレモン杯を2杯飲み、すっかりへべれけに。
でも、このオヤジ、やっぱり苦手だなぁ。
しかし、1年に一度は食べに行きたいスペシャルな店であることは確かである。
ここに多くの紙幅を使う必要もあるまい。
多くのホルモンファンを魅了し続けた同店。だが、同店の実情は果たしてどうなのか?
わたしの役割はその同店の本質を見極めることにあると思う。
まず、開店前の16時となる30分前にわたしは店に並んだ。既に27人のファンが並んでおり、わたしは28番目。果たして、この順番で入店できるのか、一抹の不安を感じたのだが、基本的に並んだ人は全て入れるらしい。
16時になって、ようやく入店。
2010年の店のリニューアル後、どうやら別室を設けたらしく、店のキャパシティは広がったようである。
はじめ、わたしはその奥の部屋に案内されたが、ほどなくして普通のカウンターに座らせてもらった。やはり、断然店のオヤジがいるカウンターのほうがいい。
飲み物はまず「生ホッピー」。
これをつまみの「クレソン」をかじりながら、ひたすら1本目のホルモンが焼きあがるのを待つ。
火入れした焼き台に向かうオヤジの姿はまるで儀式のよう。ほとんどの客はこの姿を分かっているらしく、微笑みを浮かべながらオヤジを眺めている。
「もつ煮込み」(650円)というのがたいそう気になったが、ここは我慢。
1本目の串焼きが届けられた。
店のオヤジが言うには「アブラ」だが、どう見ても他店の「アブラ」とはワケが違う。少し、生っぽいのはわざとレアで焼いているのか。そんな芸当ができるのは、同店だけだろう。
2本目は、白レバー。これもベリーレアとの紹介を受けた。
しかし、この店のオヤジはただものではない。
肉のクオリティはとても素晴らしいが、厚顔いちいち恩着せがましい。この対応には閉口するほどだ。
店のルールとしては、酔客は一切お断りという。
だが、店のオヤジ、俺に向かって「飲んでない?」と聞いてきた。
そう、わたしは、この日、既に蒲田の「愉快酒場」で飲んだ後だった。さすが、オヤジ、見極める力はすごい。
だが、わたしは冷静に「飲んでない」と答え、事無きを得た。
その後、気分よく生ホッピーを注文して、串焼きを待つ。
串焼きは「上シロ」「ネギ間」と続き、オヤジはおもむろに「フレンチ風だ」と叫ぶと「チレ」にガーリックバターを載せた一品が配られていく。
これは、まさにホルモンを熟知したからこそできる技。本当に素晴らしい。
そして、極めつけがサルサソースをかけた逸品。ホルモンの種類がよく分からないのだが、これがとてもうまい。
このオヤジの経歴をよく知らないのだが、相当ホルモンを熟知していると思う。オヤジなのに、ガーリックソースやサルサソースで食べるという発想が斬新だ。
この辺で熊猫、お腹がいっぱいとなり、店を辞した。
その間、生ホッピー、3杯。グラスの縁に塩を塗り込めた名物のレモン杯を2杯飲み、すっかりへべれけに。
でも、このオヤジ、やっぱり苦手だなぁ。
しかし、1年に一度は食べに行きたいスペシャルな店であることは確かである。
結構そういう店なのに、何故か行列ができたり、そこそこ評判が良かったりする店もあるよね。
まあ、さして気にならない人が少なくないのなら、そういう店もまた、そういう方々にニーズがあるんだろうねえ。
飲食サービス、中々奥が深いなあ・・・。
店の重要な要素として、お店の人のキャラクターってあると思う。
上手な客あしらいができる人とそうでない人。どれだけサービスができるかという観点から考えれば前者がベストに決まってるけれどね。
ある意味、この店のオヤジはエンターテイナーかもしれない。
人によって合う、合わないがあるかもしれないけれどね。
この前新世界でいい立ち飲みやみつけたよ。
地元の親父ばっか。
東北地方の業者から仕入れていると聞いたけど。
新世界?
おぉ、ディープだね。
4月に大阪遠征があるので、行けたらいいなぁ。その時は、京都も寄るね。