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居酒屋さすらい 1014 - ポトフのような「塩煮込み」と巨大な串焼き - 「西口やきとん」(台東区浅草橋)

2016-05-22 18:46:39 | 居酒屋さすらい ◆立ち飲み屋

まだ行けていない有名店がけっこうある。

本格居酒屋然り、立ち飲み然り。

この「西口やきとん」もそのうちのひとつだ。

かつて何度か、「西口やきとん」を探したことがあった。ネット情報で見ればすぐに見つかるのだろうが、自分の足で探すことに意味があると思っており、過去2度ほど捜し歩いたのだが、結局見つからなかった。

それが先般、カレー屋さんを探している途中で、偶然「西口やきとん」を見つけた。

探しものなんて、そんなものである。フッと何気ないときにこそ、探しものは見つかるのだ。

そして、ようやく「西口やきとん」を訪問することができた。

 

行ったことのない有名店には少し構えるきらいがある。

混雑状況、常連さんとの関係、そして有名店特有のローカルルール。権威主義に弱いボクのメンタルの部分も含めて、有名店にはちょっと構えてしまう。

少しドキドキしながら、店の前まで来た。

降雨の影響もあるのだろうが、店は空いていた。

拍子抜けした。ボクはてっきり、店の外まで客があふれているイメージを頭に思い浮かべていたからだ。

 

店に入りカウンターに陣取った。

「へい、いらっしゃい」。

威勢よく挨拶を配られた。

さて、何を飲もうか。一見のくせに何度か来ている風を装い、ボクは平静に努めた。厨房の短冊メニューを見て、そして背後の短冊にも目を向ける。

後から来た客がボクの横に立ち、彼はすぐさま注文した。

ちょっと焦る。

ほほぅ、ホッピーはないのか。そうすると、まずは生ビール(300円)で様子をみよう。

 

立ち飲みスペースの向こう側は座敷になっている。だが、そこにはテーブルがあり、椅子があった。座敷の周囲の壁、襖は茶色に変色している。無理もない。煙で燻されるのだろう。まさに店の年輪であり、歴史である。

さて、まずは「塩煮込み」。これが200円。

生ビールと煮込みで500円。ワンコインは名店のラインナップ。

そして、間髪入れずに串焼きを注文。

「タン」×2、「ハツ」×2、「ガツ醤油」×2。

面白いのは「白獅子」と「赤獅子」。ネーミングから、どんな」串焼きか全く想像が付かない。

 

「塩煮込み」。

透明なスープのそれにじゃがいもが入る。なんだこれ。ポトフのような煮込み。

野菜の旨みがスープを引き締める。これうまいじゃん。

 

ビールを飲んで、一息ついて、ようやくこの店のリズム感に乗れてきた。

そうするうちに串焼きが運ばれてきた。空いているせいか、焼きが早い。

身はふぞろいだが、かなり大きい。この大きさ、秋津の立ち飲み、「野島」に匹敵する大きさ。

これは素晴らしい。さすが名店の誉れ高き串焼き。

芸術的!

 

2杯目からは「バイスサワー」を飲んだ。

うまし!ホッピーはないが、「バイス」があれば問題なし。

 

ちょっとして、ようやく雰囲気にも慣れてきた。

店員のみなさんもフランクで優しい。名店の驕りは一切なし。

 

5月の初旬に2店目を出店。

ますます繁盛する「西口やきとん」。

これからどんどん利用させていただきます。 

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ひざげり)
2016-05-24 07:14:04
そういや、四文屋もホッピー置いてないですね。
何かポリシーあるのかな?
返信する
Unknown (熊猫)
2016-05-24 12:51:55
何かありそうですね。
お客の中には「ホッピー」って言う人必ずいると思います。

「やきとん」にホッピーって抜群の相性ですから。
それでもホッピーを入れないにはきっとわけがありそうですね。
四文屋もまた然りです。
返信する
Unknown (ひざげり)
2016-05-25 07:08:32
門前仲町に昔からある店(Not 魚三)は
「焼酎なんか酒じゃねぇ」
って、10年位前まで置いていませんでした。
それに近いものがあるのか?それとも売上確保のためか?
返信する
Unknown (熊猫)
2016-05-25 10:25:27
いろいろな考え方がありますね。

どういう酒を扱っているかで、そのお店の特徴や方向性が分かります。
返信する

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