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蕎麦屋さすらい 037 - 和出汁の芳香を漂わせるジャンクそば - 「名代 富士そば 秋葉原電気街店」(千代田区外神田)の「カレーそば」

2018-08-31 22:32:58 | 蕎麦屋さすらい

「うどん」に比べればメジャーではない。

当然だ。

そば本来の香りや喉越しがカレーというあくの強いソースにかき消されてしまうのはそばの本分とするところではない。

カレーの立場からみても、決していいパートナーとはいえない。重量のあるカレーソースに負けてしまう繊細なそばである。味わい的にもルックス的にも相容れない両者なのだ。けれど、時々その掟破りのメニューを掲げるそば屋を見かける。そのミスマッチなメニューにも需要があるらしい。

「富士そば」の「カレーそば」(440円)。

「富士そば」のカレーソースは、高い確率でレトルト。けれどもそのチープなカレーソースに、「富士そば」のそばがよく合ったりする。

挽きぐるみに近いそばの芳香はカレーソースの香りのやや奥に、別の層となってユニゾンし、鼻孔に流れていく。

しかも、香りの強い出汁との融合が秀逸。そば屋のカレーが一目置かれるのは、この和出汁の旨さに他ならないが、そばを飲み込んだ後、とにかくカツオの旨味が鼻に抜けていく。

それがたまらなくうまいのだ

ある意味ジャンク。だから、多分好きなんだろうな。「富士そば」の「カレーそば」。

それはそうと、電気街口にある「富士そば」、外国人のお客さんがやけに多くなった。路麺も、インバウンドの時代なのだ。

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