5年ぶり。実に5年ぶりの再訪だった。
飲みアニキY澤さんと昼飲みを画策し、千住で飲み始めたのが昼過ぎ。1軒目の「幸楽」でしこたま飲み、その後、千住の街を散策。
まだ見ぬ立ち飲み、「徳田和良」の前を通り過ぎて、「千住の永見」に入店したのはもう夕方になる頃だった。
相変わらず混んでいるこの居酒屋。夜も昼も関係なく店内はびっしりである。
階段下の長テーブルに陣取り、まずは「チューハイ」(350円)と名物「千住揚げ」(470円)で再び乾杯。
いいじゃない。やっぱ、この雰囲気。
「幸楽」とは違う。締まった空気。これもオヤジさんの威光だろう。
豊富な料理の短冊が店内をぐるりと囲む。
潔さと清々しさ。この居酒屋を表す言葉。
ところで、オヤジさんはお元気だろうか。
初めて店にきたときは衝撃的だった。食べ終わった食器を下げてもらえず、「器、下げてもらえますか?」と聞いた。
この店は食器が伝票なのである。食器で会計をするのだ。これなら、長居する客もいないだろう。
「チューハイ」を飲み進めていくにしたがい、その後の記憶はとぎれとぎれである。
なにしろ、もはや4時間は飲んでいるから。
だが、これで千住の夜が終わるわけではない。
Y澤さんの奥さまが会社から帰宅されるのを見計らい、千住へとお呼びし、一度店を出たはずの「千住の永見」に再び訪問するのである。
1階はもはや満員で、2階に通されたボクらは、この日3度目の「チューハイ」による乾杯を行ったのだった。
「おおはし」ではなく、何故我々は「千住の永見」を選んだのだろう。
うまく説明できないけれど、飲みアニキのY澤さんとは何かと気が合うのだが、やっぱりボクらがこの店の雰囲気が一番しっくりとくるんだろうなぁ。
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