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BASEBALL馬鹿 BLOG

大阪難波のドラフト井戸端会議にて

2004-11-19 13:01:19 | Weblog
11月17日、大阪なんばの立飲み赤垣屋では、その日ドラフト会議で獲得した阪神タイガースの成果を酔人たちは肴とし、安酒を流しこんでいた。このドラフト井戸端会議の格好の話題となっていたのは自由獲得枠で入団が決っている岡崎太一(松下電器)でもなければ能見篤史(大阪ガス)でもない。むしろ、彼らへの期待は醸造酒のアルコール臭が強い安酒を一気にあおるくらいに冷遇されていた。難波の辛口虎党曰く、『逆指名制度が始まった93年以来、期待通りの実績を残しとるのは93年の薮恵壱、96年の今岡誠、そして01年の安藤くらいや』と容赦ない。その彼らの期待を一身に受けていたのが8巡目でタイガースが指名した弱冠15歳の投手、辻本賢人だった。どて焼きをかじりながら口角泡を飛ばして語るおっさんは『腕のしなりがええ』などと言う。もう一人の前歯のないおっさんが『もう見たんか』とつっこむと、どて焼きおっさんは『まだや』と言い放つ。どうやら縦縞ファン永年の勘だ、と言いたげな様子。しかし、その後安酒をツィーと流す毎おっさんらの口は滑らかになる一方だ。マタディハイスクール休学中の少年に対する美辞麗句は延々と続き、難波の夜は更けていったのだった。
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