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旅するランチ044 香港の飲茶を巡る

2014-12-03 19:55:28 | 旅するランチ

香港といえば飲茶である。お茶を飲みながら点心を食べるというもの。茶を飲む行為にクローズアップされた食事方式の名称はなんとも不思議。だが、その語感からはなんとも優雅な雰囲気が漂ってくる。わたしの場合、飲茶よりも飲酒のほうがいい。だが、今回香港では、3軒の飲茶屋を巡り、お茶で最強中華のひとつ点心をいただいた。

【倫敦大酒楼】
デモ隊によって占拠されたネーザンロード沿いにある「倫敦大酒楼」。倫敦とは洒落ている。英国統治時代を今に残す素敵な店名。日本のガイドブックにも書かれている有名店だそうだ。

席に着くと、本来なら聞かれるお茶の種類。だが、この店はすでにテーブルにプーアール茶が置かれていた。日本人をはじめとする海外の観光客にははじめから決まったお茶が供されるというシステムなのだろうか。

「大根餅」と澄麺皮の「海老餃子」はせいろ。そして、何故か「海鮮炒麺」を伝票に記入した。「炒麺」は麺固。いずれもおいしい。

だが、なんだかワクワクしないのは何故か。お酒を頼まないからか。それともおばちゃんが無愛想だからか。確かにおいしいが、これなら横浜中華街でいろいろ食べた方が断然いい。

 
【名都酒楼】(写真)
雰囲気、飲茶、断然よかったのが、この店。香港のお昼休みである13時前に店に入ったが、すでに多くのテーブルが埋まっていた。

中央の厨房で料理をとるシステムだが、たまにワゴンもくるのがミソ。今どき、ワゴンの飲茶はもう見かけないという。その希少なワゴンがここにある。

澄麺皮の「海老餃子」、「醤汁金銭肚」(ハチノスの煮込み)、 「鼓汁鳳爪」(鶏の足)、そして湯がいた青菜。ここの点心は断然おいしかった。お腹が減っていたというのを差し引いても最高。金鐘の官庁街に勤めるオフィスワーカーでいっぱいの店の雰囲気もいい。香港人は皆さん、楽しそうに食事をしている。日本人のそれとは比べものにならないくらい。

湯がいた青菜は驚き。茎が太いのである。直径3cmはあるだろうか。それを寸胴の鍋から出し、おばちゃんがはさみでじょきじょき。それにXO醤をかけただけのもの。これは食べる価値あり。

 

【映月楼】

朝の飲茶。つまり早茶で利用したのが映月楼。ビクトリアハーバーを前にロケーションは抜群だ。

「春巻」「海老餃子」を食べる。だが、これもなんかワクワクしない。日本人が多く来店しているというのもどうにも好かない。これなら街の麺屋で早麺したほうが断然いいと思う。

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4 コメント

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いいねえ (ふらいんぐふりーまん)
2014-12-04 18:38:15

 飲茶!香港に行ったら一度は行かないとね。

 ちなみに、オレ深の時の俺は、一回だけ行ったかなあ。結構お高かったから貧乏バックパッカーとしては何度もは行けなかったよ。

 で、当時同じようなスタンスだった師が、三度も飲茶に行ったとは・・・。(笑)

 ちなみに、俺らが日本人観光客が多い店でワクワクしないのは、擦れてしまって地元の人が行く店の方に価値があると思うようになったからなんじゃないかなあ。

 京都で俺が、観光客が多い店には近づかないのと同じような感覚なんじゃなかろうか・・・。

 しかし、青菜にXO醤、ウマそうだねえ。青菜のゆがき方と、醤の味だけでの勝負。いやあ、ウマそうだ!
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Unknown (熊猫)
2014-12-04 22:04:31
たしか、1度師と、飲茶に行かなかったか?
あれは、師とじゃなかったっけ?
ワゴン式の店に。

飲茶。高いよね。
3回行くのは驚き?

いい大人なんだから、それくらい行くよ(笑)。

青菜は本当においしい。
家に帰ってからも、よく作るよ。
簡単だし。
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あの時の飲茶 (ふらいんぐふりーまん)
2014-12-05 09:40:00

 師もいたんだっけ?俺は全然覚えてないけど、師に記憶があるなら、多分一緒だったんだね。

 確かにあの時の店は、ワゴン式だった。でも、今の主流はワゴン式じゃないんだね。俺の中での飲茶はワゴン式だったから驚いたよ。

 なお、俺らは飲茶を「軽食」とか「おやつ的な」感じで捉えるから高いと思うんだろうけど、基本的には昼食なんだよね。

 更に今はやっぱり、中国の物価高騰と、円安がより高いという感覚を持たせてるんだろうねえ。

 ちなみに、現在の師が飲茶に三回行ったことに驚いてるわけじゃないんだよ。あれだけケチケチだった俺らが、飲茶に三回行ったとしてもなんとも思わない「おっさん」になったことに驚いてるんだよ。(笑)

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Unknown (熊猫)
2014-12-05 13:58:46
師もいた?
うぅむ。大勢で行ったのか。
それすら覚えてない。でも、システムを知らないで行ったということは、多分何人かで行っているんだろう。

ワゴン式はなくなりつつあるらしい。
香港の食文化も変化しているんだね。

でも、飲茶という文化は大切にしてほしい。すばらしい文化だよ。
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