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居酒屋さすらい 1885 - ご機嫌な夜 - 「vivo dairy stand 東十条店」(北区東十条)

2022-03-17 21:42:24 | 居酒屋さすらい ◆立ち飲み屋

「宗屋」からの帰路、まだ飲み足りなかったのか、それとも気分が良かったのか。東十条に降りたら、もう一軒行くつもりでいた。お店は電車の中で決めていた。今夜はあの立ち飲みに行こうと。

東十条は立ち飲み不毛の地である。随分前に「いーぐる」という立ち飲みがあった。昼は喫茶店、夜になると立ち飲みになるという店。14年前、その店で立ち飲んだが、程なくして転んでしまい、座飲みになった。お店は今も営っているが、酒を提供しているのかは分からない。当時東十条の立ち飲みは唯一そこだけだった。それが数年前、駅前に立ち飲みを発見した。いつのまに出来たのだろうか。何度か、店の前を通ったが、どういうお店か分からなかった。バングラデシュのハラルの店に挟まれているので、初めはムスリムのお店かと思った。けれど、ムスリムは酒を口にしない。自分の中では得体の知れない店としてインプットされた。

ただ、何度か入ってみようかとトライしたことがあった。けれどなかなか入れず、ようやく今夜入ってみようと思ったのだ。

時刻は18:20。

自分としてはもう夜更けの時間。ビニールカーテンを超えて店内に。L字型の縦のカウンターは座飲み、横の短い辺の部分が立ち飲みだった。座飲みカウンターにお客が一人いたが、程なくして出て行った。

お店はワインが中心の立ち飲みだった。

苦手なんだよなぁ。ワインのお店って。ワインというのがそもそも分からないし、値段も高い。困ったなとメニュー表を開く。

うむむ。分からないまま、時間が過ぎていく。メニューの下段の片隅に、ホットワイン(500円)というのがあった。思わずホッとし、それをオーダーした。

普段から一応ワインは飲む。ボトル540円の「アルパカ」。一杯500円のワインは自分的にはかなり贅沢だ。けれどまぁ、こういうのもたまにはいいだろう。

つまみは「オリーブのマリネ」(400円)。

これが本当に旨かった。絶妙のタレが素晴らしい。これ、家で出来たらいなという味付け。ワインのお供としては絶妙である。

お店のお兄さんと話しをした。何しろお客さんがいないから、貸し切りなのだ。東十条界隈の噂、両隣のハラルのお店のこと、界隈の立ち飲み情報などなど。それぞれ新しい情報を入手できたし、それだけでもう楽しかった。

意外だったのは「vivo dairy stand」というお店が23区内で展開されていたこと。実は赤羽にもお店があるらしく、そのお店の場所を教えてもらった時、その場所がにわかに信じられないところにあり、驚いたこと。やはり、人と直接接する生情報は重要であることを改めて思った。

「ホットワイン」の赤を飲み干し、さて何にしようかなと、もう一度メニューを見たら、「ホットワイン」には白もあることが分かった。「白」って、冷やして飲むものじゃないかと思い、お店の人に聞くとホットも悪くはないという。なら、それをいただいてみるか。

確かに、ホットの白も悪くはなかった。安っぽいトイレの臭いもしなかったし、純粋においしかった。

お兄さんとの話しも弾み、楽しい時間を過ごすことが出来た。支払いは1,400円。

おかげさまでご機嫌な夜を過ごすことが出来た。

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