家族がインフルのワクチンを受けに行った。自分の場合、勤め人時代は健保で無料で接種できたけど、今はもう有料だし。そもそも、インフルに罹ったことがないから、ワクチンは打たない。なので、この日の夜は夕飯の支度はしなくていいから、近所に飲みに行くことにした。
どこ行こうかな。
居酒屋だったら、「杯一」だろうな。でも、なんだか気が進まない。どうしよっかなと悩んでいるところで、思いついたのが、「土鍋・大餃子」。ホッピーが飲めるし、気兼ねしなくていい。
お店到着、17時ちょうど。
お客はまだ少ない。いつもの2人掛けの席に座って、まず「ホッピー」白。例の可愛い小姐にオーダー。
さて、つまみは何にしようかなと菜単を眺めていると、やがてとなりのテーブルに母子が座った。前回、男女が不穏な雰囲気を醸した、いわくつきのテーブルである。お子さんの声は男の子でまだ幼い。お母さんと2人きりで来ているようだ。お父さんはどうしたのだろう。そもそも、お母さんは隣のテーブルで酒を飲む、怪しげなおっさんに警戒しないのだろうか。
さてさて、そんなことに気を取られていないで、自分のことをしよう。
まずはこれ。なんだっけ、揚げ物。
うまし。満足。素晴らしい。
隣の母子の会話を盗み聞きしている訳ではないけど、やりとりが聞こえてくる。息子さんがかわいい。人は誰もが、幼い時はかわいいが、いつしか人は邪悪になっていく。何故だろう。
次のおつまみがこれ。なんやろ、これ。無我夢中でオーダーしたもの。でも、ハズレなしなんです。このお店。
そして隣のテーブル、母子二人が結構食べるんだ。 どうも今夜はお父さんが出張らしく、二人で外食らしい。お母さん、話し方が優しくて羨ましいよ。
このお店の名物は土鍋で、大概のお客がこれを頼んでいるんだけど、自分はオーダーしたことがなくて、実は今夜意を決して食べてみようと思っていた。最もシンプルな「台湾土鍋」を頼んだんだけど、これが見事に失敗した。
本場のものがよく分からないんだけど、麺が、その辺のスーパーに売っている中華麺だった。自分の中のイメージとしては「刀削麺」みたいなうどんのような麺を想像していたんだけど、これで一気に興醒めしてしまった。
あぁ、今の今まで、全ての料理がおいしかったのに。最後の最後で台無しになる。まさにそんは感じだった。
土鍋の麺をオーダーしなければいい話しなので、これからもポスト「香港亭」として、貴重なお店になってくれるはず。
そうこうするうち。気がつけば、母子はもういなくなったいた。
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