「とっちゃん」で飲んで、さて〆るかなとやってきたのが、「ういーん」。店名も凄いが、お店そのものも凄い。
店名はあのオーストリアの町の名前からとっているのだろうか。そうだとしたら何故平仮名なのか。平仮名だともう別物だ。電気音みたいな語感は大川興行さんのギャグのようでもある。つまり卑猥だ。
そして店舗。
未だにこんな昭和な建物が駅前の一等地に残っていたのかという凄まじさ。恐ろしや。
店内に入ると左手に券売機があり、チケットを購入するのだが、この券売機も凄い。メンテナンスはどうなっているのか、とにかく不思議だ。金を投入して出てくるチケットは紙ではなくプラスチックの札。それはまるで駄菓子屋に置いてあるレトロなコインゲームの様相だ。その札をカウンターに提出するのだが、店員のおばあさんもこれまた凄い。これも演出なのかと思うほどお店にフィットしている。ここはディズニーランドではない。これは疑似体験ではなく現実なのだ。
ちゃっちゃと実に達者な動きでそばを湯切りし、出てきた「かけそば」270円。
このレトロ体験はディズニーランド級だ。
「かけそば」はほんわかと温かく、おいしい。それは蕎麦そのものの旨さだけでなく、雰囲気の問題もあるだろう。
鶴見に降りる度に「ういーん」いくことにしようっと。
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