2月に行った徳島で土産ラーメンを買った。
「奥屋」というラーメン屋さんのもので、阿波踊り空港の土産店で買った。徳島では一泊したものの、結局徳島ラーメンにはありつけなかった。ただ、行く先々で、「徳島ラーメンは食べられましたか」と尋ねられたことから、徳島人にとって、徳島ラーメンは自慢の名産なのだろう。
土産ラーメンは幾つかあった。ただ、いずれも3食入りのものばかり。唯一、4食入りの土産ラーメンが「奥屋」のものだった。
先ごろ、その「奥屋」の土産ラーメンを作ってみた。
徳島ラーメンの特徴は豚バラを甘辛く焼いたものと生卵のトッピングが特徴らしい。ただ生卵を入れるのは好かない。スープを冷ますし、生卵全てをきれいに食べることは出来ないからで、自分は月見そばも食べないし、チキンラーメンにも生卵は落とさない。
甘辛の豚バラを用意し、スーパーで買ったメンマをトッピングして、家族の夕飯に出した。ラーメン好きの気難しい息子は「うまい、うまい」と言う。まぁ、土産ラーメンなんてスープが付いているから、誰が作ってもうまくできるだろう。
スープは豚骨と鶏ガラのダブルスープらしい。「奥屋」はこってりでならす店でスープは濃厚だ。麺はストレートの細麺で、つゆとの相性よし。こってりの旨みが麺によくのる。確かにうまい。
実際の徳島ラーメンを食べたことがないから、甘辛豚バラの味がこれで正解かどうかは分からないが、ただこってりスープに肉という組み合わせは胃にガツンとくるハード系だ。カロリーも相当高いだろう。
徳島のソウルフードがうどんではなく、何故ラーメンなのか。それもまた不可思議なのだが、独特の文化が滲む徳島ラーメンを食べたら、そんなことはもうどうてもよくて、ただただ濃厚スープの「奥屋」の味に魅了された自分がいた。
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