
※この記事はビフォーコロナの時期に訪問した際のものです。
スタートが17時、終了は18時半という講演を依頼され奈良に行った。仕事を終え、その日のうちに帰京するとなると自宅に着くのは恐らく23時過ぎとかになる。こういう時って、多くのサラリーマンはどうしているのだろうか。宿泊か、帰るか。うちの会社の場合、残業代は出ないので帰るだけ損をする。夜遅くに帰宅し、翌日はまた通常通りに出勤。心身に与えるダメージはとてつもなく大きい。
翌日、急ぎの仕事もないから、泊まっていくことにした。いや、講演料にはアゴアシマクラが加味されているので、それをダメと言う筋合いの人はいない。むしろ、そうしないと損をするのは自分だ。そう言い聞かせて、宿泊することにした。講演が終わり、ホテルにチェックイン。速攻で夜の古都に出かけた。
ホテルの近くで早速立ち飲みを見つけた。奈良にもあるのか立ち飲みが。
「楽 LUCK!」と書いてある。はじめ、「楽」をLUCKと読ませるのかと思ったが、どうやら「楽 LUCK!」と続けて読むらしい。
店内は清潔でしゃれている。カウンターは黒木の厚い板、厨房には黒板があり、どうにも関西系の立ち飲みとは一線を画している。へぇ。
入口手前のカウンターにポジションして、「生ビール 中」(430円)をオーダーした。出てきたビールに少し落胆。サントリープレモルだったら、はじめから頼まなかったのに。いや、これだけ「ハイボール」の訴求をしているのだから、本来は自分から気づかなくてはいけない。
つまみは「カレー」。
いきなりフルスロットル。
メニューを見て、またもや落胆。なるほど、串揚げの店だったか。アンチ大阪ではないのね。
奈良なんだからと、もう少し和チックな店を期待するのは、客のエゴというべきか。
お煮しめとか、きぬかつぎとか、そんなものでしんみりと飲みたい。
まぁ、仕方ない。ここはサクッと飲んで、次に行こう。
その串揚げは、「三種盛り」(350円)で。
内訳は、エビ、豚、玉ねぎ。
ソースは例の二度漬け禁止というあれではなく、皿に入れられて出てきた。この辺はアンチ大阪なのか。
カレーは具沢山で大盛り。これは当たりだった。器も洒落ていて、さすが奈良と思った次第。こういうところは大阪とは違うような気がする。
串揚げもきれいなきつね色。一口いただくと、サクッと香ばしい。衣からいい仕事をしていることがうかがえる。
奈良訪問は2年ぶり。奈良の酒場訪問は12年ぶり。確か、あの時、夫婦漫才のような面白いおじさんとおばさんに会ったんだよな。今回は、そんな人との巡り合いはなく、自分の周囲の客は黙々と酒を飲み、つまみをつついている。
さて、もう1軒行くかな。
ウチも大阪は日帰りですが、奈良や和歌山なら泊まりOKでしょうね。
アゴアシマクラって、夕餉代、旅費、宿泊費ですか?
修学旅行で奈良には行かれませんでしたか?
大阪は日帰り圏内なのですね。遅くなっても帰らなければならないのですか?
アゴアシマクラ、ジャンさんのおっしゃる通りです。
大阪は基本日帰り圏内なんですよ。ジャン妻は名古屋と大阪をセットにして1泊2日でしたね。
カレーが美味しそうです。串揚げの豚をカレーに浸して串カツカレーに!
実は自分も中学の修学旅行の記憶がありません。小学校はよく覚えているのですが。
もう出張どころか、2カ月外出してません。明日、久々に出かけます。都内なので、日帰りです。