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居酒屋さすらい 1364 - 腹にズシンとくるワンプレート - 「ニック」(熊本市中央区新市街)

2018-08-15 20:19:07 | 居酒屋さすらい ◆地方版

立ち飲みを探して、うろうろしているとき、気になる店があった。カウンターだけで、かなり古そうな店だった。てっきり居酒屋だと思っていたが、お店の看板に、「お好み焼き」と書かれていたので、店に入るのをやめた。

「ねぎぼうず」で飲んだ後、帰路についていると、またその気になる店の前を通った。ちらりと店内を覗くと、カウンターはほぼ満席で、ほとんどの客が思い思いに酒を飲んでいた。

酒場としても使えるのか。

そう思って、店頭に近寄ってみた。店先に飾られているメニューボードをみると、うまそうなセットメニューが載っている。そのなかで、ひときわ魅力的に見えるものがあった。

「ニック焼き」。

鉄板にぎっしりとのせられた鉄板焼き。これが僅か750円。

これ、これ。これ食べたい。

そう思い、店に入って開口一番、「ニック焼き」とマスターにオーダーした。

さて、飲み物はどうするかと、メニューを眺めると、ビールの他、嬉しいことに焼酎があるではないか。さすが九州。

米焼酎の水割りをいただいた。

鉄板を使っていとも容易く焼き物を焼くマスター。その手つきが素晴らしい。うっとりとみとれているだけで、飽きることはない。独特のリズム。精緻な手付き。素晴らしい。

「ニック焼き」が運ばれてきた。

楕円の鉄板、中央に焼きそば、その上に目玉焼きが乗っている。左右にお好み焼き。鉄板にぎっしりと具が詰まっている。このボリューム。すごい。

一口食べてみる。

うまい。甘辛のオリジナルソースが抜群だ。お好み焼きの生地の出汁がじんわり。中までうまい。焼きそばは太麺で、パンチのある味わい。これに焼酎が合う。

〆に何か食べたいと思っていたが、このズシンとくるボリュームなら、もう文句なし。太燕苑はもう要らない。

うまいぜ、「ニック」、ありがとう。

大満足だよ。

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