今月の11日に倉敷で行われた菅野邦彦のライブの一コマ写真です。ちなみに倉敷でのライブは初めてという事でした。九州からの演奏旅行の帰り道でもあるし9月の10日か11日に倉敷でライブをしたいと菅野から連絡があったと主催者から聞かされたのが8月20日頃ですから、もう日にちも押し迫っているし寝耳に水の話で会場の段取り等の心構えも全くないので、一時はどうなるんだろうとか思いましたが、思いつくままに行動する菅野の事ですから、何とか希望をかなえてあげたいの一心で八月の後半は会場探しでバタバタでした。主催者からすべて手書きの文字通り手作り案内状が届いたのが8月の終りでしたので案内が行届く時間も少なく、聴き手は何人集まるだろうかという心配をしていましたが、友人や知り合いの協力もあって約30名の集まりとなり主催者も僕も何とか格好がついたと安堵したライブでした。前日に新しい木製フラット鍵盤ピアニカ(特注)が僕の家まで届きそれを菅野に渡せたのが当日の夕刻で菅野はぶっつけ本番に近い形でその木製ピアニカをライブのところどころで演奏しましたが、たかがピアニカといえ菅野が奏でるといい音で鳴るんですね、これが。菅野自身はこの木製ピアニカに対する馴れが充分でないところに不満があったのだろうと思いますが、そんなに気にしなくても充分楽しめましたよ、菅野さん。ライブ中盤で演奏された“月の砂漠”はよかったなぁ~。ライブ前日の迎え翌日の見送りと3日間の短い時間をトリオのメンバーと過ごしましたが菅野の話がおもしろかったです。ボリビアで苦労した話、坂本九から買ったサンダーバードの話(この車は彼のアルバムポートレイト2に写真が使用されています)。ライブ翌日に岡山駅へ送っていく間じゅう木製ピアニカにより慣れるために、ずっと吹いたり鍵盤を触っていた菅野ですが、72歳になりました。本人もあまり時間は残されていないと言いますが、これからも元気で菅野節を聴かせて欲しいと願っています。当日お集まりいただいた皆さんありがとうございました。またベースの小林さん、コンガの山中さんありがとうございました。菅野さん本当に有難うございました。