ジャズとレコードとオーディオと

音楽を聴く。人によって好みが分かれるでしょうが、このブログでは主に女性ジャズボーカルを紹介させていただきます。

BETTY BLAKE

2008年09月04日 | 女性ボーカルB
BETHLEHEM/BCP 6058/BETTY BLAKE/SINGS IN A TENDER MOOD/

このアルバムは最初は再発盤で聴いていたのですがオリジナルが欲しくなり後日に入手したものです。彼女のヴォーカルは結構クールな印象を受けるものでクリス・コナーに少し似ているような気がしますが僕の感じでは艶があってもう少し親しみやすいヴォーカルと言う印象です。彼女は16才の頃からANNY RUDEY楽団の専属歌手として活動をしていましたが、アルバムはこれ一枚だけのようです。こういう一枚だけのアルバムを残したままセカンドがないシンガーというのもかなりいますが、決して実力がなかったわけではなく色んな事情が有ったのでしょうし, 運も左右したのでしょうね。 
このアルバムでは彼女の実力を感じさせるヴォーカルにZOOT SIMSやKENNY BURRELLそしてMAL WALDRON等のミュージシャンが共演しています。そういうメンバーとの共演もあってか、相当に人気があるアルバムで店頭で売られていれば結構高値がついているようですがあまり見かけないアルバムでもあります。また海外や国内のオークションでもあまり出品のないアルバ厶で出れば高値がつけられているように思います。僕のはモノラル盤ですが、このアルバムのステレオ盤というは見た事がありません。もっともこのアルバム自体をさほどの回数見かけているわけではないのですが。再生音は色と艶が感じられて実に聴き心地のよいアルバムです。ベツレヘムのボーカル物はヘレン・カーなどもそうですが色艶が充分に感じられ且つ存分にスイングしているアルバムが多いように感じてしまう僕です。

パーソナル: BETTY BLAKE(vo), MARCUS BELGRAVE(tp), ROLAND ALEXANDER(ts, fl), ZOOT SIMS(ts), TEDDY CHARLES(vib), MAL WALDRON(p), KENNY BURRELL(g), ADDISON FARMER(b), EUSTIS GUILEMENT(b)), CHARLIE PERSIP(ds), ED SHAUGHNESSY(ds)

収録曲, A面/LET THERE BE LOVE/ I'LL BE AROUND/ MOON AND SAND/ TROUBLE IS A MAN/ LOVE IS JUST AROUND THE CORNER/ LILAC WINE/ B面/ IT'S SO PEACEFUL IN THE COUNTORY/ WHILE WE'RE YOUNG/ BLUE FOOL/ ALL OF YOU/ DON'T SAY LOVE HAS ENDED/ OUT OF THIS WORLD