三十路の食卓

食事の記録・食にまつわるあれやこれや
かっこいいごはんも いいかげんな飯も 全ては私のリアリズム(おおげさ)

翻弄のブルース

2009-12-21 22:11:20 | 食雑記
〈本日の食事〉
朝:クルミパン(ジャンティーユのもの) りんご コーヒー
昼:お弁当(玄米ご飯、しめじの卵とじ、鶏ハンバーグ、野菜の煮物) インスタント味噌汁
夜:日替わり膳(玄米ご飯、厚揚げのごまみそ仕立て、サラダ、ほうれん草のごま和え、ひじき煮、なんか甘いやつ、味噌汁) @BROWN RICE CAFE 表参道

----------

近頃、荻原浩さん作の短編集に収められている「スーパーマンの憂鬱」という作品を読んだ。

ここにおけるスーパーとは、スーパーマーケットのこと。
メディアに「健康によい」などと取り上げられることによって、飛ぶように売れる食品。
その仕入れを巡って、スーパーマーケット勤務の主人公が翻弄される様を描いた作品である。

凄く、共感してしまったのだ。
翻弄のされ方は違えど、メディアの謳う「効く食品」には間違いなく左右されているから。

私の場合、特に気にするのはダイエット、そして冷え症改善(及び代謝アップ)なのだが。

例えば乳製品。
ダイエットの見地だと大人にとっての乳製品は嗜好品でしかなく、特に分解酵素を持つ人の少ない日本人は摂らない方がいいのだという。
だが、ある人(提唱者)は、ヨーグルトだったら分解しやすいから摂ってもよいと言い、またある人は同様の理由で、チーズだったら摂ってもいいと言う。
またある人は、体を冷やすヨーグルトを朝食に食べるなんて、もっての他だと言うのだ。

また、昨年には店頭から消えるほどブームとなった、「ダイエットにいい」バナナ。
人に言わせれば、南国のフルーツは体を冷やすから食べてはいけないという。

メディアによって、またはそれを提唱する専門家によって、それぞれ主張が異なるから「何を信じればいいのか?」と声を荒げたくなるのだ。
それどころか同じ提唱者でも、時として違う意見を発していたりするのである。

誰もが善だと言い、悪者扱いしなかったのなんてショウガくらいかもしれない。
だがしかし、メインを張る食材ではないのである。

すべてを盲目に信じるのではなく、納得のいく意見だけ取り入れて、「バランスのよい食事」ってのを心がけるのが一番いいのだと思う。
それでも体質が改善するのを願い、駄目もとで縋り付くように試してしまう状態が少し疎ましく、そして悲しい。

ええい、暗くなってきた。
とりあえず朝に掲げた目標「今日は野菜を中心に摂る」が遂行できたから、自分のことを褒めてやろう。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿