
もう3月前半のことになりますが、旅行社によるお得なふるさと割り付きの二泊三日の団体ツアーに参加してきました。新潟県の援助ということで目的地は県内を巡るだけ、それも我々はほとんどが行ったことがある場所だけであったが、泊まる宿が良さげだからと、そちらのコストパフォマンスに惹かれたものだから。この時期に日本海側に出かけるには雪の心配もあるわけで、こういうお任せの旅がいいということもあって。
往きは上越新幹線で越後湯沢駅まで2階建てMAX号の下の席で、これはこういう格安団体ツアーでは毎度のことですね、外の景色が楽しめないけど、トンネルを抜けてすぐの越後湯沢ぐらいまでならそれほど見るところもないかと。
東京駅でMAX号の下の席に
この旅行直前は暖かかったのに、この3日間は平年並みの寒さに戻っていて、到着の越後湯沢駅前から見る山々は雪景色、でも平地は積もっていなくて歩くのには問題なし、迎えのバスに乗り込んで観光が始まります、参加者はほぼ定員いっぱいとなっていて、やはりふるさと割り効果ですかねぇ。
越後湯沢駅前
最初の立寄り場所は塩沢のコシヒカリ農家となっていて、旅行のハナからお荷物となる米なんて買う人はいないと思ったけどやはり誰も宅急便でも買いませんでしたな。旅行社もピント外れなことを、これはあとでも順序を変えたらという場所がいくつかあって、こういう団体旅行では珍しくかなりゆとりがあるコース設定だったようだからもっと考えてもらったらと、これは添乗員に最後に言っときましたが。
川永農園周辺は雪が降ったばかりという風景
試食で小さいおにぎりが、冷めても美味しいというPRだそうです
次は道順で途中にある魚野の里というドライブインというかお土産屋さんに、ここは団体ツアーでは定番の場所、ここでも生ものなどはあと二日もあるから買えません。新潟県の補助があるからいろいろ買物に巡るようにしているらしいが、ここでないとというものはほとんど無し、欲しかったとしても最後になって買えばいいからね。ということで、十日町の酒屋が特別に依頼したという佐渡の酒を試飲してみて買ったぐらいで。
魚野の里
魚野の里の前から
このツアーでは初日の昼だけは付いていなくて、次の塩沢宿見物中に自由にどこかでとなっていた。ここは大昔に北越雪譜の鈴木牧之記念館があるからと来たことがあったが、もうその時の記憶はほとんど残っていない、というのもそのころは昔を偲ばせる家並みが数軒あっただけで大したことないなと早々に切り上げてしまったから。それが今は通り100mほどの両側が昔風に修景されて、一部には雁木もある宿場町らしい街並みになっています、残念なのは特徴がある店が無いことで、もっと民芸調の品揃えの店や郷土料理の店などを考えたらどうでしょうか、雛飾りも最終日に行く村上ほど力を入れているようには見えなかったものね。
塩沢宿
塩沢宿
塩沢宿案内図
タブレットを持って行ったのでネットで食事処を調べたら、郷土調理の店というのが一つだけあって、真っ先にそこに行ったら定休日、それで表通りにあっただんだん亭という店に、ここは夜の居酒屋がメインみたいで昼はお手軽にというような店、安上りに済ませてあとは牧之通リの散策に。
モツ煮定食
けんちんうどん 平日はコーヒーサービスとか
雁木
地酒の鶴齢の看板を掲げる蔵元
こんな看板が、でも何の店なのか分からない
雛飾り、特に時代物や土人形といったものは見かけなかったが
信用金庫の店内にも
酒屋の店内でも
マンホールの中央は稲穂
そのあとは一気に北上して、高速からの景色を楽しみながら新潟市街手前の新潟ふるさと村まで、こちらももう何回か来ている場所、ここも初日では魚介類は買えない、ここも最終日に立寄るようにしてもらったらよかったのにねぇ。
高速からの南魚沼周辺の風景
八海山
長岡付近の田圃では雪はまったく見えない
新潟ふるさと村
鮭の一夜干しなどは買いたかったのに残念でした
第一日目に買ったのは日本酒2種類、どちらも他では売っていないというので、小さい方はこの時期までという八海山の生酒でこちらは塩沢宿の酒屋で。ほかには雪割草も安かったので、こんなものを買うのは僕だけであったが、雪国新潟では雪割草は非常に愛されているんですよ。
十日町の酒屋川原屋が特注したという酒と八海山の生酒
雪割草は帰ってから我が家の庭に地植えしようかと
ここまでで初日の観光は終了して一泊目は月岡温泉に。