ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

六義園の枝垂桜が見頃というので3月末日に

2014-04-02 17:35:51 | 園芸・花・山野草

 本駒込にある六義園は徳川綱吉側用人から出世した柳沢吉保が下屋敷に築園した大名庭園で、明治初期には一時期荒れてきていたのを三菱財閥岩崎家の所有となって再整備されたとか、以後昭和になって東京市に寄付されたとあった。この庭園には何度か来たことはあるのだが、入ってすぐ正面に大きく枝を広げる見事な枝垂桜の開花はまだ見たことが無くて、今年は3月末に見頃となったと知って31日(月)に見物に出掛けた、ソメイヨシノも満開に近づいているからちょうどいいと。冒頭写真は六義園でもらったパンフレットにあった園内の案内図である。

 やや遠いけれども散歩になるからと南北線の本駒込駅から歩くことにしてテクテクと、途中ではかなり大きい境内を有す吉祥寺があって、ちょうど参道通路両脇の桜が咲き揃う一歩手前のところ、まずはここから桜見物ができることになった。この寺は振袖火事として有名な明暦大火によりここに移転してきたそうで、途中にはかのお七・吉三郎の比翼塚なる大きな石碑があった。また薪を背負って読書する子供の像は僕らの通った頃の小学校にはどこにもあったはず、その篤農家二宮尊徳の墓もここにあったんですね。

                    吉祥寺参道

                         お七・吉三郎比翼塚

                    枝垂桜が多い

                         二宮尊徳の墓碑

 六義園まで歩いてきたらそろそろ昼時となって、園内を見物してからでは遅くなってしまうから入園前に腹を満たしておこうと、すぐ傍にあるタールというネパール料理の店に廻って見れば、12時開店だそうで少しばかり待って一番乗りでテーブル席に。間口は狭いが奥はそこそこにあって、畳席がかなり広い、やや薄暗い店内にはチベット仏教の影響が強いネパールということで、いくつかの曼荼羅が飾られていて僕はこういうのは好きです、我家にも結構立派なものがあるからね。

                         タール

 我々のあとには平日のランチでと近くの勤め人達が次々にに入ってきて間もなくで満席状態に、大通りに面していない分かりにくい場所で常連さんが多い店のようですな。ランチ800円はチキン、ポーク、マトン、ベジタブルから一つ選ぶというもので、チキンとポークを注文したが、出てきたものは香辛料が同じようにに利いていて見た目も似ているインドカレーとの違いはと食べてみれば、ややトロミもあるインドカレーよりもスープに近いから、これって札幌スープカレーの原型となったんでしょうかね。辛さはチキンのほうがかなり辛いがポークは手頃、特に辛過ぎるものが苦手な女房にはポークだけにして、僕はチキンを平らげたがかなり大汗をかいた、それとシャブシャブというのは食べにくいのがやや難、でも味は好きでしたよ。周囲の常連さんはご飯多めとかルー多めと注文していたが、辛さもポークなどは辛目とか注文できるらしい、サラリーマンの週に一二回が本格カレーというのもいいものだね。

              

                             左がポークで右がチキン、明らかに色が異なるように辛さのランクもかなり違う

                                       ヒマラヤンティーが付く

 食べ終わって六義園南側の正面入り口に歩いて行けば、和菓子屋に巣鴨で有名なみずのの塩大福なんぞを売っていると看板が出ていて、これにはすかさず女房が買うハメになりましたな。

                            

 入口の入場券売り場には嬉しいことに一般300円のところ65歳以上のシニアは150円の半額とあって、キリがいい料金だからこれは消費税が上がる翌4月1日からも変らないかもしれませんね。

                    

 入ってすぐの内庭大門を潜った真正面で枝垂桜がお出迎え、この日はちょうど満開の盛りじゃないですかね、この大きさと枝の広がりが素晴らしい、これ目当ての見物客で一杯で、皆さんがこれをバックにパチリパチリと、これは写さずにはおられませんね。説明ではエドヒガンという種類だそうで、お彼岸頃に咲くが満開になるのは4月に遅れることもあると、この樹は昭和30年代に植えられたものでまだ70~80年の樹齢というのは驚き、そんな年数で樹高15m、幅20mに育つとはよっぽどここの土が合っていたんでしょうか。

                      

                    

                       

                              説明看板

                    

 園内は回遊式築山泉水という形式でとにかく広くて、ただ一周するだけでなくいくつかのコースがあるがこの日は短縮コースで早回り、この時期は桜以外では大きなコブシと林間のヤマブキや所々のミツバツツジの花が目立ったかな。

                    

                    

 池では水鳥のキンクロハジロが鯉と餌の奪い合いを演じている光景をしばし見物、それにしてもここの鯉は丸々と太っていますねぇ、餌のやり過ぎじゃないですかね。童心に帰って餌をドンドンばら蒔くのはいい年寄りばかりなんですよ。

                    

                             鯉と亀の競争?

                         

                    

                    

 左回りにほぼ一周してきた滝見茶屋の近くの広場で江戸太神楽が演じられる時間が間もなくというので、暫しベンチに座って待てば間もなくで演者の男女二人の登場となった。江戸太神楽というのはちょっと昔に染太郎・染之助が演じて有名だった曲芸で、祝福芸から始まったものだからオメデトウゴザイマスの掛け声が伴う、この日の二人の芸でもオメデトウと声を張り上げながら演じる場面も、久しぶりにこの芸を見さしてもらいましたよ。

                      まずはボールを

                  次は輪っかを

                         そして湯呑茶碗を

                         変って急須のバランス曲芸

                         グルリと廻して

                         更に難しい芸へと

                    

                                          茶碗にいれた水で噴水をおこして〆となる

 最後はこの大道芸に投げ銭をということになって、皆さんヤンヤで見物したんだからなにがしかは差し上げないとね。

 この日は午後4時までに帰って来ないといけないからと、午後2時過ぎまでこの催しを見てから北口近くの駒込駅からまた南北線に乗って、直通で日吉までとこちら方面は便利になりましたなぁ。


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