信州滞在中の晩酌用ワインはコストコで買ったものなど何本かは持ち込んではいるが、デイリーワインとしてはスーパー・ツルヤの格安ワインも少なからず飲んでいます。でもツルヤではどういう訳か2種類の格安チリワイン以外は毎年違う銘柄となっていて、今年はスペインのパニッサ・マキシマとドン・フェリックスと、チリのパラフィートス・デ・マルが新手で売られていた。冒頭写真がそれら。
いずれも格安ワインだから樽熟成のコクや風味は全く期待できないものの、味のバランスはそんなには悪くありません。 パニッサ・マキシマはやや酸味が強い感じ、パラフィートス・デ・マルは最初にやや甘目かと感じられチリらしくややクドサも、ドン・フェリックスはその中間といった味だがこれが一番ということではなくて、アルコール度は他の13%に対して12%と少ないからそう感じるんだと思う、しかしワンコインもしないワインとしては、どれも文句をつける筋合いはありませんね。日替わりで味の違いを楽しんで、懐にとても優しいワインではあります。
その後にこれも税込400円未満の格安ワインのスペイン産プリンス・デ・バオというのも買ってみたが、これもバランスはまずまず、でも4つの中では一番軽めかな、アルコール度は12.5%とあったがアッサリと飲めるタイプ、これも味の厚みやコクという点では落第ながら価格からみたら十分に許せるワイン、こういう値段は不思議な感じもしてしまいますな。
これらを並べて比べたらもっと違いを感じるかもしれないが、日にちを変えて飲んだら樽熟成風味は無いのが共通で、かなり似た飲み易い単純な味タイプと感じるはず、それだったら安いものほどいいかもしれませんね。
ツルヤでのここ数年のワンコイン以下ワインの定番はチリワインの一番安いオチャガビアと500円一歩手前のトキ・アンディーノ、さすがに一番安い方のオチャガビアは香りが僕に合わなくて敬遠、オチャガビアだったらその上のランクのものでやっとぐらい、それに対してトキ・アンディーノはこの値段としては樽香も少し感じられ味の幅もあって、ややクドサはあるもののお値打ちかと、これにはカベルネ・ソーヴィニヨンとメルロがあるが僕はカベルネ派、白ワインの方が好みという女房もこのシャルドネはまずまずとか。
1000円クラスのものはこれまででは2銘柄ほど好みのものがあったが、それほどでもないというのも多くて、今年はそのお気に入りだったものが見当たりません、ということで当り外れの差を値段以上に感じてしまうこともあって、目新しいものは買う気にならなくて。