ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

今年もマタタビ酒を作ってみた

2015-08-23 15:54:15 | 信州日記

  昨年同様にマタタビ酒を作る時期になったと、予てから目星を付けておいたかなり大きな株を目指して行って見たら、今年はやはり早く出来ていたようで、お目当てのカボチャ型の虫こぶの実はもう全部が地上に落ちていて、それが返って拾うだけだからアッという間に一ヶ所だけで例年以上の収穫に、でも数日前から落ちていたものなども混じるから、洗って汚れを除去するのには手間がかかってしまったが。虫が入っていないきれいなドングリ型の実のほうはまだこれから大きくなるものもあって、まだ落ちてはいない、この違いを調べてみたらカボチャ型の虫エイというほうは本当の実じゃないらしい。

 下の写真の左が本来のマタタビの実で、9月以降に熟すと甘くなるらしいが、一個以上を食べると舌が痛くなるとか、サルナシの仲間でキュウイも同じ種類、形状がやや似ていますね。右の方が虫エイと呼ばれるもので、花の時期にマタタビミタマバエ(マタタビアブラムシとも)が産卵することで子房が膨れて、ドングリ型の実以上に早くそして大きくなったもので、受粉してできる本当の実ではないということだ。しかし漢方の薬草としては薬用成分が多い虫エイを用いるとか、これを熱湯処理して乾燥したものが漢方薬の木天寥(本来はマタタビの意とも、虫エイの意とも)、これを使ってマタタビ酒を作ることもできるとあった。効能の一番はマタタビの名があるように、また旅ができるぐらいに元気になるからという説も、本当の由来は知りませんが、猫だけじゃなく人間も元気になるそうですよ。

                        ドングリ型とカボチャ型、別の場所で採ったもの

 早速にも丁寧に汚れやヘタ部分などを除去して、35%リキュールに氷砂糖と共に浸けて今回は昨年よりも大型の広口瓶に、まだ余裕があるからもう少しリキュールと虫エイを加えようかと。これから6ヶ月はこのまま保存、そのあとはワインの瓶に移し換えて更に熟成させるつもり、飲めるようになるのは1年後ぐらいかな。それにしても最近はコルク栓じゃないスクリューキャップの安ワインが増えていて、こういう場合には容器として好都合ですな。

                                   作ったばかり

                                                  丸1日経過した段階でさらに900mlを追加


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