ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

我家にはどういうわけか使う分以上にお盆類が沢山あって

2009-12-17 10:18:29 | 工芸絵画骨董

 何故なんだか家の中に大小のお盆類が沢山あって、使わずに棚の上に眠っているものも多い。そんな中からいくつかを仕分けて紹介したいが、まずは足付きのものから。

 昨日のシクラメンやシャコバサボテンは籐の小テーブルの上に置いているのだが、そこに乗り切れないものなどを床に直置きしないようにと、冒頭写真みたいにお盆と言うか足付きのお膳を使っている。こういう昔の食事用膳は骨董市などで格安で売っているから惜しげなく使えるのがいい。黒と朱の二種類があってそれらをいくつか買って仕舞い込んでいるのだが、何でもこれに乗せれば気取った雰囲気が出せるかと。和風旅館では座敷で今でもこういうお膳で食事をというところも多いが、何も食事だけに限ることも無いはず、でも宴会みたいに並べて使うことなんて無いよなぁ、ということで多く持っていてもねぇ。

 洋風生活となった自宅での使い方が難しいお膳や足付き盆、ちょっと良いものは益々どうしたものかと。同じく塗りのお膳では津軽のバカ塗が一つだけある。バカ塗の呼び名はバカみたいに何度も何度もいろいろな色漆を塗り重ねるからで、最後に研ぎだして模様を出す。それでバカみたいに丈夫な塗りという意味もあるのだそうだ。しかし丈夫とはいうものの良いものは気楽には使えない。この津軽塗の大物としては老舗旅館などで和テーブルとして使っているのを今も見かけることがあるが、深みが無い塗装による模造品も多いようだ。

                    

 もう一つはやや大きめの丸いお盆というか卓というか、木目を活かした漆塗りでかなり立派なもの、材料は欅だと思う。こういう足が付いているとちょっと貫禄があるでしょう。いずれにしてもあまり重いものは乗せられないからどういう使い方をしたものだろうと思案しちゃう。

                

 こうやって書いておけば記憶に残るから何かの折に、オー!あれを使おうなんてことになるかもね。それにしてもこういうお盆類って新品だとかなり高いのに、骨董市などでは安いよねぇ、特に地方の小さな市などでは哀れなほどの値となっているようで、会津では捨て値みたいな値段で買ったものがある。以前に紹介した琉球漆器の丸盆なども安かったなぁ。


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