ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

信州の山荘小屋、建替えの記 L  左官工事開始

2010-08-20 09:48:37 | 信州日記
 次週の約束の4月20日水曜日に電気と床暖房業者との打合せを兼ねてまたまた出向く。今回もサイボクに寄って昼の旧軽のフランスベーカリーとツルヤには前回通りに寄道して、あらかじめメールで連絡していた昼頃12時半前には職人さん達が昼飯後の休憩中に到着。
 見れば左官工事にも入っていて屋根付近の上部だけは漆喰まで完了し建物の風格がついてきているし、道路からあのステンドグラスが中央上部に嵌め込まれたのをすぐに気がついた。中に入れば台所廻りの造作が進んで、欄間で仕切られた空間がほぼ完成した姿に女房は思わず居酒屋みたいなどと、ちょっと自虐的にノタマイつつも満更でもない様子。
          外観側面
          キッチンコーナーの欄間
 室内からのステンドグラスは思っていたより鮮やかで、嬉しくなってしまいこれも良かったねぇと、これだけの空間をもっと演出する趣向を社長とも相談しますというベテラン大工さんと話し込む。
          ステンドグラスが入って
 左官は下塗も出来るところから順調に進められており、内部もかなりの進捗状態でまずは個室の壁の色を決めてほしいということで左官小頭と色見本で打合せをする。外部と居間などは漆喰で白に統一しているので、珪藻土で仕上る個室は淡い褐色一色でこちらも全室統一することにする。次は床暖房の配置を大工さんと囲炉裏位置を相談しながら最終的に決め、スイッチは3系統で使い分け、その操作盤位置も了解する。床はこの上に無垢材のフローリングを張るだけなので暖房の立ち上がりは速いそうだから1階寝室、トイレと浴室脱衣室、居間と台所とこまめにスイッチ操作してランニングコストを減らそうというわけ。
          床暖パネルの配置
 最後に電気業者と打合せたものの、連絡不足で持込みの照明器具類を鮫島の倉庫から持ってきていなかったため、話だけでこちらの要望を伝えて次回もう一度確認することにする。特に照明器具の天井吊りか壁付けかが問題になるのだが、左官工事の方がかなり進んでいるので壁付照明は限られた場所だけになりそう。特に洗面と1階廊下にはまだ間に合うと壁への電源を頼んでおく。
 その際にこの前持込んだ酒屋で使用していた鏡を見せれば大工さんも思わかけないものにニンマリ顔で、レトロでこの建物に合いそうですねぇと、この前上田の某邸も拘ったけれどこちらも面白いなぁ、一度その某邸も見てもらうといいんじゃないですかねと一緒に居た電気業者。この古民家が壊されることを聞いて工務店に連絡しそれが僕たちのところにやってくることになった切っ掛けはこの電気屋さんじゃないかと、契約前にこの古民家の話をうちの電気屋からの情報で言っていた社長にこの次にでも聞いてみようかと。レトロと言えば蔵戸をデザインで嵌め込む場所の造作も始まっていて、大どころの形は決まってきた。
               蔵戸を入れる枠が下に見える
 大工さんもまだ悩んでいるという台所の照明も、目立たぬ場所に手元照明をつけて明るさを確保し、デザイン重視の天井からの照明取付のための造作とマッチする器具のアイデアをもう少し考えようということにする。社長が大八車を囲炉裏上部の飾りにという話もあって、その位置も確認した上で全体配置を考える必要もあるから次回は28日にと約束する。
 新材の古材に合わせた塗装や屋根裏の細 かい大工仕事も行われていて、頭が言うようにこの日は10人以上がそれぞれ自分の仕事に誇りをもって取り掛かっている姿を目の当たりにでき、頼もしくも有難いじゃありませんか。これにバスユニットと設備配管が加わってくれば胸突き八丁、大きな棟上があって3日間空けたとはいうものの、完成は5月になるだろうけどここにきてやっと様になってきました。次回には建具を含めた仕上がりの最終調整打合せに加え、排水系統の封水トラップの集約が可能かどうかとデッキテラスへの設備、床下の最終状況を確認しましょうと。
         古風に見せる塗装

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