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ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

東伊豆から駿河路へ温泉と買出しの旅 第二日目は旨い物探し

2009-12-29 11:29:43 | 旅日記

 二日目は買出しが目的とまずは沼津に向い、伊豆ぐらんぱる公園あたりから伊豆高原方面を抜けて修善寺に出ていけば再び富士山が姿を現す。この日は天皇誕生日の祝日ながら一日だけの休みだから渋滞もなく至ってスムースに沼津に入り、昔はかなり車が混んだと記憶する沼津御用邸あたりもスイスイと過ぎて目的地沼津港には10時半には到着、新たに出来ていた沼津みなと新鮮館というショッピングモールの駐車場に運よく車を停められた。

 女房がこの前にTVでここが出ていたというので中に入ったら平屋建てでそんなには広くはないものの、沼津らしく干物屋が何店もそれに食事処が数店、ほかにTVで紹介されたという煎餅屋や地場産品売場などがあって、ここは雨の日などは便利だね。一回りして海産物を混ぜ込んだ各種煎餅パックだけ買って、この周辺に昔からある海産物販売店を巡る。そんな店の中から我々が買ったのはまずはボリュームたっぷりで安くて旨いと評判の食事処丸天が隣でやっていた魚の惣菜、これは今晩帰ってからすぐ食べられるということで、丸ごと食べられるというカリカリ唐揚やデッカイ鰤のカマ煮、なんか変なものを買っちゃったなぁ。干物では定番のアジ開きはやはり開いた形がまん丸でふっくりとして白っぽい艶があるやや小さめの地アジと思われるものは、ここでも一枚200円ぐらいしていますね。ということでアジの干物は自分で作っちゃうからまぁいいかと、鮭のカマの醤油漬干物や皮が輝いていた背黒イワシ丸干しなでだけを買っておく、あんまり買っても二人ではもてあましちゃうからね。何店か見て廻ったがどこもそんなには値段差はなさそう、でも裏通りの方がやや安いかな。

 

     左食堂と右干物屋の間が惣菜売場

 

   鰤カマ煮と唐揚        鰯干しと鮭カマ醤油干し

 まだ昼にはやや早いのと朝バイキングで食べ過ぎちゃったからと、焼津に足を伸ばしてそちらで適当に食べようかと。休日で1000円上限の東名高速は沼津-焼津間は80km弱で1時間足らずで到着してしまう。まずは新港付近にある田子重という地元スーパーに車を入れる、この店のすぐ傍には礒自慢酒造があるのだがこの日は閉まっていた。こちらのスーパーには数年前から立寄るようになったのだが、小川港水揚げの魚介類コーナーがあってしかも地元値段で安いのが魅力、この日は魚種が少なくて残念だったがイシナギというイシモチの仲間の魚とこの土地でノドグロと書いてあったがドンコの鍋用の二つだけお買上げ。

    

 次はすぐ近くのうみえーるという公営施設にあるツナコープという組合直売所に向う。この施設の2Fには食事処があって、確か南風という中華料理とまぐろ茶屋という魚料理の店があったのだが、魚の街でなんで中華料理とは思っていたがやはりそちらは閉店していました。そのあとには地元マグロ問屋の経営によるカネオト石橋浜の食べ処というセルフ形式の気楽な店になっていた。まだ腹に朝のものが残っている感じではあるがここなら軽くでいいからと一番安いまぐろ丼を注文、問屋だからマグロの種類は4種類入っていたようだがかなり薄い切身、でも清水河岸の市のおがわみたいな大振りは今日は食べられませんから軽くてこのくらいが適当、腹も身の内でしたな。この店で初めて見たのが焼津おでんなるもの、静岡おでんはメジャーになったが柳の下のドジョウですか、味噌ダレをつけて食べるとあったが地元客には人気のようであった。

  やや中身が寂しいが

 1Fのツナコープでは目的の生サクラエビが品切れだったのは残念でした。お徳用ミナミマグロの小ブロックは今晩の一品に、それと焼津名物黒はんぺんやシラス干は買っておきましょう。さらに干芋パックも小さいのを女房が見つけて買っていました。

 さらに焼津駅近くにある礒自慢を置いている仲野酒店に廻って、あるかと聞いたらこの冬最初の出荷分は売切れだと。なんでも昨年のものは9月が最後の出荷で年内には全て売切れ状態、今年分を待ちかねた人が多くてこの冬一番ものはすぐ売れちゃったそうだ。来年1月からの出荷分は多少は落着くのじゃないかという。残念ながら岡部の初亀と藤枝の杉錦だけを買ってきた。

 あとは焼津さかなセンターに廻って休日だけ並べるという鮭の燻製を購入しようと。この時期は年末買物バスツアーが多いのだがこの日は祝日だからものすごいバスの数で、場内もごったがえす混雑状態。ここではカツオ生利節の川直だけが目的、ここのは真空パックで売られているものとは違って出来立てを販売するから旨みが全く違う。数年前から鮭の同じ製法の燻製も休日には出来立てを置くようになって、これがまた美味しい。この二つ(冒頭写真)は冷蔵庫で長持ちするからはずせない、今回初めてサバの燻製風もあったがこの前気仙沼で買ったものより燻蒸度が強い感じ、こちらは次に来た時のお楽しみにしときましょう。ほかにはここより安いツナコープに無かったサクラエビだけを負けて貰ったのでお買上げ。

    

     右下サクラエビ以外はツナコープにて

 ということで買出しはこれでオシマイ、清水の河岸の市まで廻れば静岡県三大魚市場を制覇することになるのだけれどもうこれ以上買ったら夫婦二人では腐らせちゃうからね。僕が見たところ、一番地元密着は清水、観光客相手は焼津で沼津はその中間といったところですかね。

 あとは一気に横浜へと思ったのだけれど、途中の富士川SAで一休みするつもりが展望ラウンジで富士山の眺めを堪能したり、露天市を冷やかしして小一時間ばかり使ったのが運悪かったのか、神奈川県に入ってからの高速道渋滞情報に厚木と大井松田のあいだで事故渋滞の表示、それがドンドン長くなっている様子、厚木IC手前から既に渋滞の最後尾ができているではないか。休日だけの不慣れなドライバーによる事故は多いよなぁ、いっそのこと料金がかかる区間を避けて一般道にと降りてみたら、これが厚木周辺は高速から逃れた車が多いのかこちらも大渋滞にマイッタ。ナビはR246が渋滞ということでか、さがみ野、大和駅近くを通ってズーラシア手前から中原街道に入るコースどりを教える、でも厚木を抜けてからはかなり走れるようになって7時ちょっと過ぎには我家に帰還。

 沼津で惣菜、焼津でミナミマグロを買っておいてよかったね、これに冷蔵庫の残り物を加えて夕飯はすぐさまに用意完了、改めてワインと日本酒でゴッツァンです。最後の腹の足しには宿でもらったおむすびが役に立ちましたね。

   味噌味をつけたおむすび



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