ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

この冬も秩父に日本酒など買いがてら、今回は年末の晴れ間を狙って

2013-12-20 15:34:38 | 旅日記

 ここ数年は年明けすぐに出掛けていた秩父に今年は年末に出掛けることに、その昔は正月飾り用に立派な花を付けたボケの切り枝などを買ってなどとなれば年末にであったが、このところは出来あがったばかりのまだ生きている新酒を買うのが主目的で年明けでもいいからと、いずれにしても女房にせがまれてなんだけども、でもわざわざ行くからにはそれだけではつまらないからといろいろ廻ってというのは毎回のこと、やはり温泉にも浸かっても外せないしで忙しく走り回ることになるんです。冒頭写真は秩父の象徴の山である武甲山である。

 ちょうど我家の超老人がショートステイに入っているということで、日帰りながらやや遠出となる秩父には今年は年末に行ってしまうかと、もう冬場毎年のことだから今回は旧両神村方面までは行かないで秩父市街をウロウロするつもりで、朝はやや遅めの8時半に出発して昼前に到着すればいいかと、さらにこれまでは帰りは正丸峠越えの一般道で日高にあるサイボクに立寄ってというコースだったが、今回は復路も往路と同じの有料道路と関越道を利用してサイボクに向かえば時間短縮できると踏んで、巡る所やコース取りをこれまでよりも端折ることにして出発した。

 関越道は花園ICで降りればすぐにJA花園の農産物直売所があって、年末のこの時期は花卉類を買い求める人が多いようで平日でもかなりの賑わい、お値段はやはり安いと思います、切花よりも鉢物の方が絶対にお得と、正月用の小さな一番安い植込み鉢などを買って、さらにヒメダカが30匹で315円なんていうものだから、ちょうど玄関前の火鉢水槽に数が少なくなっていたからこの寒さなら帰るまで大丈夫だろうと、これは帰ってからいくつかの水槽に分けてやったら元気に泳いでいましたよ。

                   JA花園

                         花卉温室売場

 そのあとは秩父手前まで10数分で抜けられる有料道路を使うことで時間短縮ができるようになって、着いたのは昼時で食事処が混む前の11時半ごろに秩父中心部付近に、最初はこれまでも食べたことがある洋食屋に行ってみたら団体予約で満席とか、それでは秩父名物ながらたかが豚だけの丼じゃぁとこれまで食べたことが無かった豚みそ丼の野さかがすぐ傍で、まだ駐車場が空いているからと急遽入ることに。まだ12時前であったが店内では席待ちの客が二組も、でもすぐに食べ終わった先客が続いて数分で席に着けたが、この後からは名前を書いて外で待つ客が続いていて、この店のことは知ってはいたがメニューは豚みそ丼だけなのに人気があるんですねぇ。

                         野さか

 待つこと暫しで出てきた丼を蓋をとって見れば、豚肉がドカーンと乗って刻みネギだけという潔さにこれが名物なのかと、でも香ばしい匂いが漂い炭火焼らしい焦げ目からのようで食欲をそそる、あとは味噌汁と漬物だけながら食べて見ればこれがなかなかに旨い、ワイルドだろーという丼に対して味噌汁は優しい味わいでこれまた美味しいですな、女房と顔を見合わせてここで食べたのは正解だったねと、これなら次回もここでいい、食べず嫌いはしちゃいけませんでしたですぞと。

                         豚みそ丼並850円

 昼を食べればあとは予定の買物などとまずは武甲正宗の柳田總本店に、こちらの裏側にある駐車場に車を入れる。この時期にだけの新酒でもまだ発行を続けている生酒は日本酒では珍しい微発泡酒で、これが女房のお目当てなんです、僕はここのたる酒のほどよい樽香の付け方が好きなんですが、それらを含めて今の時期のほかの新酒などを買い求めて、あとは酒造りの井戸水を汲ませてもらって来春に各地に動き出すまでの湧水のストックができたというものだ。

                         柳田總本店

                         秩父伏流水の井戸水

                             にごり生酒が微発泡酒

 柳田總本店からJR秩父駅はすぐ傍で、今年も張子の来年の干支の午がないかと立寄ってみたらまだありませんでした、巳年のヘビの張子がまだ数個残っていて、年が明けるまでは売らないんでしょうかね。

                         駅ビルの地場産業センター

 それではとこれまたすぐ近くの秩父神社に廻って、初詣ならぬ年末のお参りではあるがお賽銭を上げて二礼二拍一礼したあと、ここのところ続けて買っていた干支おみくじがあるかと社務所に行けばここには既にありましたよ、これは元旦に開いて見ましょうやと。

                         秩父神社

                               午の干支おみくじは2種類

 秩父の最期は以前に一回だけ見物したことがある秩父銘仙館に、この前もそうだったけど今回も見学者は我々だけ、もう見学コースは分かっているから案内は要らないと、最初だけ展示室の照明などを点けてもらいながら話を聞いて、あとは自由に説明書きなどを確認しながら見物して回る。ここでは銘仙の作り方を知ることだけでなく、建物自体も有形文化財に指定されているように、レトロな木造洋風建築も見ものなんですよ。

                         秩父銘仙館本館部分

                         ホール

                         工場棟内では体験もできるらしい

                                  経糸だけに絵染する準備段階、横糸は乱れない程度に少しだけ配している

                                  染めて織っての段階が分かるように

 今回の温泉は有料道路入口がある皆野町まで戻って初めてとなる梵の湯という日帰り温泉施設に、なんでも重曹泉では日本一濃い冷鉱泉なんだそうだ。平日の入浴料金は750円、浴槽は内風呂、露天風呂、それに足湯サウナという変なものがあったが、別途に岩盤浴もあって追加料金制となっていた。内風呂はやや熱めに沸かしていたがヌルリとする湯で秩父では一番温泉らしい濃さがある感じ、それが露天に入るとサラリとした湯でこれは何でかと。源泉は2種類というが濃度差はあっても成分構成は同じようなもの、説明には露天風呂に使っている荒川と佐久の鉱石にヌメリをとるなどの効能があって、露天風呂の清掃はただ水洗いするだけでいいとあった。これが本当なら家庭用の風呂でも効果があるんでしょうかね、受付で鉱石袋も売っていましたが。また裏にはドッグランや犬専用の温泉もあるそうで、冬場でなければゴン太を遊ばせて温泉に浸からしてやってもいいですかな。

                        梵の湯

                   1、2号の源泉成分表

 帰りも有料道路経由で寄居に、そこからはすぐに花園ICから関越道に、そして鶴ヶ島ICで降りてサイボクを目指す。もう冬至に近い時期だから日が暮れるのが早くなって、サイボク手前からは夕闇がドンドン迫ってきたが、この道筋では富士山が時々見えるんですね。富士山が見えなくなるのは建物が増えてきたからで、サイボクはそれからしばらく走れば到着、既に4時半を過ぎて辺りはもう暗くなってきていた。

                   左手に富士山が

 夕やみ迫るこの時間帯になるとさすがにもう買物客は少な目、今回は野菜は要らないからと本館の売場で豚肉やソーセージなど手早く買物して、帰ってからの夕食用にとレバー焼やモツ煮やコロッケなども仕入れて5時には我家に向かうことに。

                   サイボク

 R16から川越ICで関越道で練馬までは順調であったが、環八は夕刻でやはりかなり車が多くて、家にたどりついたのは7時過ぎ、今回は出発が遅かったこともあって、これまで以上に忙しく走り回ってきたが、帰ってからは買ってきたものと残り物ですぐに夕食に出来たから、いつもよりも1時間ほど遅めでオヤスミとすることができましたな。


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