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ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

会津で遊んで土湯の山奥1軒宿でじっくりしみじみ温泉に その1

2011-07-15 15:57:29 | 旅日記

 紅葉は終りかけかというこの時期に、猪苗代の悠ゆ亭はもうキノコ料理になっているだろうと一ヶ月前に予約TELをすれば既に満室というので、8年前に訪ねて以来ご無沙汰している土湯温泉の山の中にあるレトロ木造の一軒宿不動湯にでも行って、じっくりしみじみと温泉に浸かろうということにして出発。
 いつものことながら白河ICから一般道R294で北上する倹約走行で喜多方に直行、朝食もお決まりのまこと食堂のラーメン(冒頭写真)で地元客に交じって朝ラー、清川で太左衛門酒購入も定番コース。ちょうど一ヶ月前体育の日の3連休にも例の山形巡りで喜多方には立ち寄っていたので、今回はここのところちょっとだけの寄道程度しかしていなかった会津若松を訪ね、少しは街が変ってきているかどうか見物してみようと計画していたので、このあとはすぐ喜多方を後にする。

 でも今日のまことは先代のお爺さんが厨房でラーメンを作っていて、やや油が多めでコクがあって旨かったな、やはり年の功ですかね。また清川のお爺さんも我々の顔を覚えていて、今度はどこ、毎週温泉巡りしているのと言うので、女房がとんでもない月一回よと、今回も温泉好きらしいお爺さんが地元なのに知らないという土湯温泉の良さの話をして、これから冬場は温かい静岡方面にするから来年またねなどと言葉を交わす。もう一つの定番である蓮沼製麺のラ-メンは、10月に買ってまだ冷凍保存してあるので止めておく。ちなみに蓮沼は5食600円、まことでも昔は蓮沼の麺を店で販売していたが今はオリジナルとなって5食1000円となっているが、まことの方はまだ食べてはいないので値段の差についての評価はできません。

 喜多方から会津若松の道筋は磐梯山の勇姿を横目に走ることになる。昔と比べるとここら辺から会津若松市街までの道路は整備されましたねぇ。

                  会津磐梯山
 さて会津若松ではまことで読んだ新聞で伝統工芸まつりを総合体育館で開催中というのを知ったからには、そちらを第一日目は中心にして、裏磐梯の紅葉はもう終っていることだしで二日目もまたこちらに戻って最近いくつか店が集積中らしい七日町通り方面でもブラブラ歩きしてみることに決めた。

 会津若松の一日目ではまず最初の総合体育館への駐車場案内の悪さには少々腹が立ち逆上しそうになって、渋滞の列からUターンすれば、なんとやや戻った場所から別ルートを示す小さな案内紙が貼ってあり、もっと先から大きく分かるようにしてこちらの方を教えてくれればと文句を言いつつ、臨時に設けられたやや離れた工業団地にある大駐車場になんとかたどり着き、大型シャトルバスで会場へ到着する。おそらく駐車場が会場と臨時に分かれていたんでしょうな、バスから降りて少し歩いて体育館まで来てみれば予想以上の大賑わい。

                  伝統工芸まつり

 総合体育館の伝統工芸まつりは会津のものだけでなくて、漆器と着物に関しては全国各地のものをかなり網羅し、焼物は代表的な産地ものを中心に、その他の有名伝統工芸も要所を押さえていて、いろいろとよくこんなに集めましたねぇ。それぞれ値札が付けてあり、出展店からは説明と販売の係も付いていてすぐ買えるらしいものの、適正価格では買わないのが我々の流儀なので見るだけでじっと我慢の子を決込む、でも見応えはありましたよ。そのほかにも伝統工芸コンクール作品展や工芸士による実演や体験などもあってにぎやかなこと。

                  焼物のコーナー

 道路を挟んだドームの方では会津地方周辺の地場産業展となっていて、会津漆器、本郷焼、桐製品や二本松欅箪笥など工芸品から各種物産まで、地場のものをこちらも同じく即売可で展示販売している。あの奥会津地方のヒロロなどもかなりリーズナブルと思われるお値段で販売してはいたがやっぱり買わず仕舞い、こういうのは三島辺りに行って買いたいものね。でもヒロロの説明では中くらいの手提げ籠を編み上げるのに私でも一ヶ月はかかるとか、人件費を考えたら本当はもっと高くてもいいのかもしれませんな。

                 地場産業コーナー

                              ヒロロのバッグ

 この2会場を結ぶ遊歩道に会津各地の物産や蕎麦、ラーメンから玉梨豆腐や柳津あわ餅などの名物テントが並び、この日の昼は地鶏串焼や安い蕎麦などを食べて、あとはいくつかのテントの試食をつまんで済ましてしまうという安上りさがオマケとなった。

 フェアを見物後はこの会場近くにある本郷焼の里の窯元を少しだけ見て宿に直行しようかと言えば、女房はもう一つ是非にと会津若松中心部にある坂本乙造商店に車を向かわせる。去年チョーカーを購入したから今度は同じデザインのイヤリングを買いたいと言って、シッカリと品定めしてゲットしていましたよ。この店のショップは奥方らしきが1972年に設立したeyesという工房の作品を展示販売して、自分のcollectionをどうぞというコンセプトで運営、ニューヨーク近代美術館で2年連続パーマネントコレクションにも選定されたとか、漆器アクセサリー中心に漆で模様描きしたバッグ類や奥には独特の洋服やショールなどもあって、女性にはさぞかし魅力的な店じゃないですかね。最近日本橋三越で見掛けたと話せば常設するようになりましたと、でも沢山作れないものばかりなので、こちらしか展示していないものもかなりあるのですとの話。皇居新宮殿にも納めたという漆塗の電気スイッチ板は1800円からと有田の陶磁器製より安いぐらい、なんともデザインが嬉しいボールペン内臓の小物6300円なんぞは、メモ取り用に電話近くの置物兼用にすればかなり高級オシャレ感があって新築祝いなどには喜ばれそう、漆塗のステッキなどは私が年とったら買ってねとは女房、確かにここの品物はちょっとばかり格が違いますねぇと褒めちゃいましょう。


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