ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

信州の山荘小屋、建替えの記 J  造作

2010-08-18 09:47:33 | 信州日記
 この前から2週間ちょっとの4月4日の月曜日に、前日泊まった秘湯を守る会の宿法師温泉長寿館からの帰りを利用して山荘建築現場に向う。突然の夜明け前の雪が積もった軽井沢まで、中条町から吾妻渓谷、長野原、北軽井沢経由で、その途中から急激に天気が回復してきて、輝く雪の花を纏った木々と真っ白な浅間山や北群馬側の山々と青空とのコントラストを楽しみながら12時過ぎには到着。
 
       吾妻渓谷沿いの山々                北軽井沢の林の中を
          真っ白な浅間山を望む
 昼を六本辻のトラットリア・プリモで食べて、フランスベーカリーのパン、デリカテッセンのソーセージを買い、ソーパーツルヤに回ってヨーグルトなど少しばかりのいつもの買物をして現地に行けば、さすがに今度はかなり工事が進んだように見える。
 外壁はサッシが入り漆喰下のアスファルト紙にラス網も大方張ってあり、テラスデッキの手摺も一部のダメを残して出来上がっているので全体の雰囲気(冒頭写真)はすっかり分かるわけだ。内部も間仕切が骨組みと下地ボード張りまでが半々状態で電気配線も進行中、床は下張りが完了して床暖が入る場所がすっかり分かるまでになっている。
          吹抜け側から見た屋根天井 

          2Fのラスボード貼も進行中
          1F断熱材、木摺・2Fラスボード
 今回は台所廻りの詳細を中心に持込む食器家具、冷蔵庫、置く調理器具などを話しながら棚板の寸法、カウンター位置と寸法、吊戸棚や例の欄間の取付け方とその下の宙吊り一枚板の希望などを説明する。持参の大型鏡を渡して取付場所の補強を頼み、大正ぐらいの染付の大鉢も用意しているから、トイレにも洗面でも先に持込んだ常滑のボウルと同じように使えそうなので、各々がマッチする場所をもうちょっと進んだ段階で決めましょうと話しする。
 ステンドガラスの位置ももっと目立つところをと大工さんが進めるので、南側中央の上部に嵌め込むことに変更する。もう一つ今度特に頼んだのは、僕の後輩で木造古建築修復に詳しい奴に図面を見せて、指摘された吹抜け部2階部分の平面剛性アップで、デザインを崩さず上手い方法をと相談した結果、外周梁と成を揃えた方杖を取付けて古材柱の欠込み隠しも兼ねようということにした。
 階段上部の2階手摺のお盆や組子格子欄間を使った遊びなども今回最終決定、洗面やトイレなどの戸に嵌め込む七宝や小さなステンドガラス、小欄間なども次回には決めなければと、その一部だけを話しておいた。今回唯一の思いがけなかったのは3部屋ある個室の窓のH寸法の外観と内部展開での検討不足で、実際に出来て見ると図面で気がつかなかったことだが、窓が思いのほか大きくて、明るさの点ではよいのだが窓下の腰高さが小さくなって、子供が遊んでいて外に落ちないか心配と、手摺が必要ないかと聞かれたことだった。また冬場は寒いかなという心配もしつつもよく見れば、サッシュ内部の額縁には障子を嵌め込むように造作をしているのを見つけてこれは嬉しい限り、特に指示していたわけではないのだけれど気を配っていてくれますねぇ。こうなると僕はできれば内外どちらにも手摺は付けない方がよいと思うのだが、女房はもしも孫でも出来たら心配と言う。まだ先に決めてもいいことだし、何か良いアイデアがないかもう少し考えましょうということで今回は打合せ終了。
 設備面では1階寝室への電話とテレビと1階小上りのコタツ用コンセントの追加を頼み、次回には水廻りを細かく相談したいからと、設備業者がいる時を連絡してもらってあまり間を置かずやってくるからと約束して分かれる。

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