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ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

緑萌える南東北方面への旅はまんぷく旅行となって 温海温泉 2/2

2012-06-26 17:53:11 | 旅日記

 翌朝は5時半に起きだして窓辺の籐椅子に座って朝市が始まる6時までゆっくりと、温海川越しの萬国屋(冒頭写真)には観光バスが珍しく見えなくて、昨夜も客室の明かりが少なかったからこんなに空いているのを見るのは初めてじゃないかと、この時期はゴールデンウィーク後で客足が落ちるんでしょうかね。5月の後半から梅雨入り前の6月初めまでは穴場のシーズンだと我々もよーく心得ていて、毎年この時期に何処かに旅行しているんですよ。

 萬国屋から少ないながら朝市に向かうらしい客が出てきたのを見て、僕一人だけで様子を見に出向いてみたが、名物の骨董屋の爺さんが止めてしまってからはシャッターが下りた区画がいくつか出てきているなど閑散として来ている感じ、これはこの時期だけのことじゃなさそう。ここは常設店舗に整備しちゃってからは、朝市の風情が消えちゃったんじゃないかな。どこも同じような保存が利くお土産ばかりの店となってしまったのがイケナイ、もっと採れたての農産物や海産物などを扱ったり、地元ならではの商品開発が必要ですな。その意味でも朝市に骨董屋というのは面白かったのにね。今回一軒だけであったが地元有志らしきオヤジがコーヒーを用意して地元の蜂蜜などを扱っていたのは新手の店、もっともっと新しい魅力ある仲間を加えないとジリ貧になっちゃいますよ。そのオヤジにここは山菜などを扱う店は無いのかと訊いたら、この辺りはもう終わりに近くて、それに売れ残ると困るしねという、確かにこんなに観光客が少ないと鮮度が命のものなんてリスクがあって扱えないから更に悪循環になっちゃうね。

                     朝市広場、奥が温泉神社、客はマバラ

                         温泉神社脇には源泉がと、ここまではいいんだけど

 宿に戻ってから朝湯にと、やっぱり熱い湯を冷ますのには一奮闘することになって、入ってはみたものの長湯は出来ないから早々に切り上げてしまったから、朝食まではまだかなり時間があると、二人で温泉街を久しぶりに歩いてみた。宿の前の足湯などが賑わっていたら雰囲気も盛り上がるんだろうが、この時期の朝はまだやや肌寒いから足湯にという変人はいなくて街は静かなもの、観光客はやっぱり少ないらしくて散策する人は見当たらない。連日のご馳走攻めにカロリー消費のつもりもあったが、これだけ閑散としているのもウラ寂しいもの、温泉街に散策周遊コースの工夫をもっとしてくれませんか。鎮守らしい熊野神社の隣にはバラ園があったが、ここではまだ花はチラホラの段階、川を渡って一周してきたが途中にあった大型旅館は閉鎖していて、我々が来るようになってからはもう何軒が廃業したのかと、海側に離れてあった大型旅館も名前が変っていて経営が変ったみたいだしで、大型旅館はよっぽどじゃないと難しい時代、小さくても特徴あるサービスの宿が増えないといい温泉地にはなりませんな。

                     熊野神社の右側がバラ園

                     温海川の上流方面

 戻ってからの朝食は山菜などが加わって他の時期より品数がやや多くて、それにここのご飯が美味しいからついつい朝から食べ過ぎになってしまう。焼魚は肘折でも塩引鮭であったがここもやや塩気が強い塩引で、ほかの季節は普通の塩鮭だったけどこの時期には塩引ものが出回ってくるのか、3月の団体ツアーの村上ではでは軒下にずらっと吊り下げられて加工中のものを見たものねぇ。確かに鮭は塩が利いたものの方が味がでるものの、これもご飯が進み過ぎるのと血圧を心配することになってしまうなぁ。

                      

 食後はコーヒーも頼んで一休みしたら出発することに、宿からは女将の実家で作っているというキヌヒカリをお土産にと、これが今朝食べた美味しいご飯なんですね。またいい季節を見計らって来ますよと見送りに答えて出発したこの日の行程は、4日間で一番短いからのんびり行きましょうと女房と交代で車を走らすことに。


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