
今年の大晦日も年越しそばだけは自分で打った蕎麦をということで、午後3時ぐらいから外二で600gほどの蕎麦を打った。昨年の年末以来だから冒頭写真の道具全部をきれいにすることから始めなければなくて、これが意外と大変なんですよ。
そんなこんなで後片付けまで約1時間も掛けることになって、結構な労働になってしまったが、毎月同好会で打っている蕎麦粉と違っていたことも水分量調整が上手くいかない原因となったようで一苦労した。蕎麦粉は信州で買った真空パックのやや黒っぽい田舎蕎麦タイプ、これが意外と水を要求してきてそれでもまだ固めの粘り気を保ったままで、伸ばしにくいやや厚めの蕎麦に仕上がってしまった。これは真空パックが原因なのか、それともそもそも田舎蕎麦が太めなのは当たり前なのか、来年最初の同好会で大先生に訊いてみなくては。それと真空パックの蕎麦粉はかなり固まっていて、保存にはいいのだろうが使う際にはふるいに掛けないといけないと痛感もしたぞ。
尺5寸の捏ね鉢が600gだとやや小さくて溢さないように水回しするのに苦労した
練り上がった肌はいいのだが弾力があり過ぎるぐらいで弾き返してくる
近くに住む息子夫婦にもそのあとに分けてきてこのあと夕食に食べるつもり、その感想はこのブログにあとで追記しますよ。
<追記>
いつもは冷たいもりそばにしているのだが今回は暖かい汁物そばにして、焼津で買ってきた生サクラエビを入れた掻揚を付けて食べてみた。
同好会の蕎麦粉に比べてかなり黒っぽくて、打っているときは香りがあったのに、やはり汁そばにすると香らなくなってしまう。それと捏ねているときに手にモッタリした感じがあったそのままに、食感もモッチリした感じでキレが無い。つなぎの粉にやや古いのを使ったことも影響したかも、これは蕎麦粉もつなぎ粉も挽き立ての同好会のものを使った方がいいなと。
一昨年に使った信州は木島平で買った蕎麦粉、つなぎ粉、打ち粉のセットは良かったのにねぇ、あれは真空パックじゃなかってけど冷蔵庫での保存でそれほど劣化していなかった。我々みたいにたまにしか打たないのなら、手軽にすぐ打てるように二八の粉と一回分の打ち粉のセットで売ってくれたらいいと思う、信州の直売所は木島平を見習うべし。
1月の蕎麦打ち同好会で顧問の大先生にこの粉が水を随分と要求したということを話したら、恐らく粒子が粗いからでここで打っている細かいものよりも相当多めに加水が必要だと、それに真空パックものは更に元の水分含有量が少ないだろうからだということだ。