ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

昨日は陶芸教室に、しかし絵付けは僕には無理だなぁと

2010-10-14 17:18:28 | 工芸絵画骨董
 陶芸教室では今焼き上がりを待っているのが、やや大きな置き照明カバーと小さな豆腐専用四角鉢、それと昨日成型を完了させたのが壁掛けの花入れ、でも本格的な絵付けはできないから多少の模様を入れるのがせいぜいというのが情けない。
 焼〆風とか一色釉のドブ漬なら多少下絵とは言わないまでも鬼板などで模様を入れるぐらいはなんとかなるが、本格的に上絵を描くのは僕には無理、もう筆で描く器用さが無くなってしまったモウロク腕だから、他には釉薬の掛け分けを試すぐらいはやってもようかなと思っている。
 しかし昔の印判柄ではないが、プリントした絵を貼り付ける手はありそうで、ちょっとばかりどんな絵柄があるか調べたら、これが大したものがまた無いときている。
 日本人好みの龍など絵柄で、プリントであっても昔の印判絵柄ぐらいの多少は趣のあるものがないかと。ということで思い出して、我家にあった印判の龍の絵柄を探し出したら2種類の皿が出てきて、手書きのものも出てきたから並べてみるとやはり比較しちゃうと漫画チックな簡便化された絵ではあるが、今売られているような図柄よりも面白みがあって、こういうもので簡便に使えるものがなのかと。
 冒頭写真は以前にもいくつかのなます皿の一つとして紹介したことがあるが、我家には一枚だけ虎の図も入ったもので、竜虎を表現している図柄。しかしどちらも思わず笑っちゃう姿じゃないですか、特に龍の絵は漫画みたいで、その眼とか口とかからは笑っているようだから、両雄相まみえるなんて言うよりジャレあっている感じ。でも一枚の皿としてはこれでも雰囲気はいい。次のものは尺1寸ある大皿で、寿の吉祥玉に巻きついている図柄だろうか、こちらの龍の顔もユーモアがある。こんなヘンテコな表情をした龍の絵はなんだか親しみが湧いてきてしまう、印判には手描きに無い面白さもあると思うのだが。
           
 しかしこういう絵をプリントするとなるとロクロの腕を磨いて、端正な形に成型する必要があるから、まだ習って2年半では出来るまでにどれだけ掛かるか。まだ暫くは手捻りの素朴な味でなんとかなるものが造れればよしとして、いいお手本を真似るのが僕みたいなものには合っているかな。

 手描きの龍の図柄の皿はこの次にでも紹介する。

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