goo blog サービス終了のお知らせ 

ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

沖縄よいとこ一度はおいでの巻 その2

2010-01-26 09:49:03 | 旅日記

 二日目は中北部中心に同じ道を言ったり来たりの観光スポット巡りに終始。昼食だけの場所を別にして訪れた順序に列記すれば、ナゴパイナップルパーク、やんばる亜熱帯園、沖縄ガラスの森のガラス館、琉宮城蝶々園、沖縄海洋博記念公園と美ら海水族館、万座毛海岸と時間を区切って次々と回る。

 パイナップルパークはこの辺りの酸性赤土を好むパイナップルの栽培風景と亜熱帯植物やランの温室を見せたあとは、パイナップルや関連お菓子などの試食をさせてお土産タイムとそれだけ。女房はおやつにとパイナップル果実が入ったシュークリームを一個だけ買って、あとは試食のカットが盛られた皿からこの時期甘い根元部分の黄色が強い部分だけを狙って食べる。イヤな客だね。

 

     パイナップルは昔は高級品だったものだが

 次の亜熱帯園は大きなシダ植物のヘゴの原生林を一回りさせ、その葉っぱの落ちた跡の小判型のところを触ると金運が付くというのを鼻薬にしているというもの。確かに亜熱帯の森林は違うなぁと実感はできるけれど、もっと密林ならいいのにね、夏場はどうなっているのでしょうか。

    大きいシダ類が

 沖縄の工芸品製作施設見学は昨日の琉球村が駈足で壺屋焼窯などをちょっとばかり見ただけで、説明と実演見学にやや時間をとったのはここの沖縄ガラスだけ、手作りガラスは一般受けし易いのか買物含めて40分弱の時間が取ってあった。沖縄ガラスは米軍持込のコーラ瓶の廃物再生から始まりかなりの有名作家もいるらしいのだが、現在は通常のガラス作品が主となってきているとか。月夜野のガラス工場などと比べればささやかなここの工房では若手が製作実演していた。特に赤の色を上手く出すのが一番難しいのでお値段もそれなりに高いとガイドさんがバスで事前説明していたものの、ここの彩りの良いランプ笠などはリーズナブルな値段だと思いましたよ。

    これでもガラス炉

 このあとは名護の方に出て、予約が11時と指定されたという大型団体用レストランのウォーターリリーという店で沖縄長寿料理なる弁当風食事を食べる。そして再び本部の方に戻り海洋公園の手前、蝶々園は日本最大の蝶であるオオゴマダラを放し飼いにした温室で、色とりどりの花と一緒に派手な赤色に集まってくる蝶々に童心に返って楽しんでくださいというもの。赤い帽子が用意してあり本物蝶飾りとなった帽子を被ってハイチーズ、それとサナギが奇麗な金色というのにもホウッと目を丸くする女房でした。ここは海岸側に散策庭園があってグルリと一周も。

 

  蝶々園は海岸の崖の上に建つ        花に群がる蝶

 この日の見学施設の中ではやはり美ら海水族館(冒頭写真は全景)が目玉、熱帯珊瑚礁の海、深海魚の世界は勿論、3頭の大きなジンベイザメが泳ぐ黒潮の海の大水槽は迫力十分、見応えがありました。さらに立派なのは海洋公園のイルカショーやマナティ水槽などの見物が無料なことで、水族館の入場料も安くてこれでは維持費などで県はかなりの持出しでしょうけど、観光客誘致には是非に必要と考えているのでしょうね。電気自動車は200円で一日乗り放題など施設全体が広くて、これなども利用してここだけで丸一日を目一杯費やせるスケールの大きさも見事ですね。植物園である熱帯トロピカルゾーンなどもありましたがパック旅行ではとても回り切れません。この日は曇り空で時に小雨といった空模様で美しい海の色が鮮やかに見られなかったのだけは残念でした。ここは3時間弱ではまだまだ見回れなかったものが多く、土地の人でもじっくり一日かけて楽しむとか、また沖縄に来る機会があったら立寄りましょう。

    大水槽

    イルカショー

 この施設が出来て島の北部の観光が盛んになったそうですが駐車場は観光バスも乗用車も一杯、乗用車はわナンバーのレンタカーが多くこちらも観光客。この行き来の道筋でも多くの団体パック旅行の観光バスとすれ違い、入り乱れてバスが走り回っているという印象。道中に見える大型建物はやたらホテルが目に付くなど、沖縄全体は観光産業で成り立っているといってもほとんどその通りという答えが返ってくるでしょう。お土産生産販売から食糧品生産販売までを含めて、何らかが観光に関連しているという沖縄産業の実態がよく分かりました。

 さて番外でひとつ、二日目の道中でオヤッと見たものが昼時に通った本部町の沖縄そば屋2軒、駐車場の車の数と外の順番待ちの人込みにヤヤッと。山原食堂と岸本食堂の看板を掲げた二店で、関東東京のラーメンフリークに対し沖縄には沖縄そばフリークがいるのでしょうか、そういえば旅番組にこの二つは紹介されているのでしたね、次回の訪問ではここで食べるというのを組み込もうかな。

 沖縄の人は寒い寒いというこの日の気候も我々にはやや肌寒いかな、コートがあった方がいいかなといった程度で、東京に比べれば17度なら御の字の最高気温からさすがにやや冷えてきた午後4時過ぎに、強風の万座毛の断崖を望んで全員の記念撮影などと要らぬことをして恩納村のホテルに到着。

    ANAホテルが見える

 この日のホテルは同じく恩納村のもっと海岸寄りにあるグレードが上のムーンビーチホテルと那覇市内のパレスホテルがオプションとなっていて4名と8名がそちらに分かれ、残り15名が基本プランのマリンパレスという15階建てのホテルに泊る。宿の夕食は洋風料理バイキングでこちらは2100円(一般客は2300円)で写真を見る限り昨日より安いのに充実している様子。しかしここまで沖縄料理らしきは今日の昼の弁当で少しだけだったこともあって、すぐ近くに居酒屋などがあるというので外に食べに出る。表通りすぐ近くに地魚と地酒の看板の居酒屋つばきという店が目に入ったが開店少し前らしいのと郷土料理の掲示が無かったので、つばきを含め5店の道路脇共同看板の中にあった海鮮居酒屋と郷土料理のちゅら海という店に行ってみる。そこそこに広い店内でカウンターと椅子席があり、我々が食べていた間には地元客がもう2組、奥の座敷らしきには地元若者達の同窓会のようで10名ほどが三々五々入っていった。ここも酒は泡盛だけは多くの銘柄が書かれているが、ビールと日本酒は昨日のホテルと同じようなもの。地酒のつばきの方が良かったかなとも思うものの何分始めての沖縄、南方の魚の刺身はどうも今ひとつの感じがして、ここでマグロもなぁと沖縄料理定番のゴーヤチャンプル、ラフティにお薦め黒板に書かれたフグの天ぷら、牛中身の煮込というのを頼む。これが存外に量があって結構腹を満たし、これ以上大して旨くもない酒を飲んでもとビールと日本酒一本ずつで合計3800円なりと安上りに切上げる。本格沖縄料理は那覇に泊らないとダメかな、次には十分研究して来ましょうや。ホテルに帰り風呂に入り昨日の残りの古酒を飲んでぐっすり眠り込む。女房は温泉旅館と同じように大型リゾートホテルには大浴場があるもんだと思っていたらしく、二つのホテルともユニットバスだけにガッカリしている。確かに国内旅行の温泉地ではホテルだといったって実質は旅館なんだから大浴場はあるさ、それにしてもレストランには浴衣ではご遠慮くださいというホテルなどというものにはついぞや泊ったことがないからなぁと返事する僕。

 翌日の朝食バイキングもマリンホテルの方がずっと品数が多く、従業員の訓練もしっかりしていて、B&B基本料金差がどの位あるのか興味ありますが、かなりの差がありそうですが教えてくれないでしょうねぇ。沖縄で納豆が出るとは思いませんでしたが、和食料理の原点となるものもいくつか沖縄にはあるそうですし、海草など北海道産昆布なども多く食べている島では発酵食品でも豆腐ようなんて食品もあるから不思議でもないのかな。その納豆も昨日は商品パックのままだったのが、こちらはちゃんと器に移され刻みネギも乗っているというぐらいの差がありましたからね。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。