窓上飾り棚にある尺5寸と我家で最大の伊万里の錦絵皿、実は真っ二つに割れたものを修復、裏からはそれと知れるが表側からはよく見ないと分からない。
20年以上前、寅さんで人気となった柴又帝釈天に初詣に行った際に、若い主人が始めたばかりという骨董屋を見つけプラッと入り、ひときわ大きい伊万里の皿が目に留まった。よく見れば割れているのだが、肝心の絵のある表はそれが目立たない。当然こういうものは安くなっているし、これだけ大きいものは少ないし、さらにこういう大皿で大正ものはケバケバしい色使いが多いのに、これはそこまでハデじゃないからもう少し古いかということで買ってきた。
窓上で目が遠い場所だからキズは全く分からず、置いておくだけでご立派に見えるぞ。図柄は典型的な花鳥図だけれど、金彩も使って細かくシッカリ描きこんでいるから見栄えする。
その後数年後にまた初詣に出かけた際にはその店は無くなっていた。帝釈天は正月は河原の駐車場までが渋滞するから、フーテンの寅さん映画の雰囲気をということだったら普段に出かけたほうがいいようです。