スマホ依存症
今さらのことではないのですが、電車に乗るとほとんどの人がスマホを見ています。たまに膝の上に参考書を広げている学生がいても、耳にはイヤホンとかヘッドホンを掛けています。街でもバス停、公園、モールなどのベンチに腰掛けてスマホをいじっている光景はよくあります。高校生などは歩きながら、中には自転車に乗ってスマホを操作しています。さらには小学生が下校途中、道端に数人が集まりスマホでゲームをしていますし、先日は乳母車に載った幼い子供がタブレットを見ていました。
今やスマホは世代を問わず、生活の必需品、必須アイテムです。
一昨日のNHKきょうの健康では「スマホ依存症」を取りあげていました。厚生労働省の推定では成人の421万人にスマホやパソコンに没頭してしまうネット依存の傾向があると報告されています。時間があればついスマホを手にする、スマホがなければ落ち着かなく不安になる、といった症状がスマホ依存症です。
スマホ依存外来という専門外来を設けている病院もあります。この外来を受診する9割が男性でゲーム、1割が女性でSNSに依存によるものだそうです。
また先週のきょうの健康は「難聴」についてでした。難聴の原因のひとつにヘッドホン・イヤホン難聴があります。ヘッドホンやイヤホンを聞き続けることによる難聴です。リスクは音量と使用時間で示され、成人は80dBで週40時間以上、子どもでは75dBで週40時間以上聞き続けると難聴になる可能性が高くなります。(WHOの報告)
参考に救急車のサイレン120dB、コンサート会場110dB、地下鉄車内100dB、街頭85dB、掃除機75dBです。
電車や街頭の騒音中でも聞き取れるくらい大きな音で聞いていると許容範囲を超えることになります。
以上、私などが申し上げることではないかもしれませんし、皆様よくご存じのことかもしれませんが、難聴になると2度と回復することはありません、若いうちから気をつけておいた方がよいのではないかと思い紹介しました。