般若心経

写経
四国八十八ヶ所

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2023-10-31 | Weblog

 五岳山
JRみの~五岳山~善通寺~JR善通寺

 10月29日、五岳山へ行ってきました。旧暦の15日、出釈迦寺奥の院では護摩祈祷の日です。コロナ禍で長い間中止になっていましたが、先月より再開されています。本坊から奥の院まで約2キロの急坂を車で送迎してくれ、おおぜいの参拝客でにぎわいます。
 29日は最高のウォーキング日和で縦走ルートでは数十人の人たちと出会いました。なかには若い単独の女性も。筆の山下りですごい勢いで登ってくる大きな荷物を担いだ青年2人、「お仕事ですか」と聞くと「違う」と言う返事、トレーニングだそうです。出会ったのは対向者ですから、同方向を合わせるともっと多くの人が登りに来ていたと思われます。
善通寺では「空海・ヨーガチャリティーフェスティバル」というイベントが開かれていました。筆の山下り頃からにぎやかな音が聞こえていました。しかし、善通寺に到着したときにはフィナーレ後、残念。


 なぜいつも五岳山ばかり行くのか?
同じ山だけを登るのは進歩がない、思考の固定化、認知症の兆候であるとか言われます。数十年前はもっといろいろな山に登っていました。初めての場所に地図を頼りに行くと未知の開拓の楽しさがあります。
にもかかわらず、なぜ五岳山へ登るのか?
五岳山のひとつ我拝師山には空海が七歳の折り、「私は将来、世の中の人々を救いたい。私にその力があるならばこの命を救いたまえ」と身を投じたと云われる捨身ヶ嶽があります。

また空海誕生所善通寺から五岳山を経た先には空海が勉学にいそしんだと云われる獅子屈のある弥谷寺があります。ということは善通寺からの五岳山ルートは幼少の空海が通っていた道と言うことです。五岳山縦走ルートは幼い空海が学び遊んでいた道です。空海が踏みしめたであろう同じ道を通ることができるとはなんとありがたいことではないでしょうか。
・・・というような信仰上の思いはありません。
  • 護摩祈祷
     旧暦毎月15日は出釈迦寺奥の院で護摩祈祷が行われます。いろいろな人と出会うことも楽しみです。
  • 認定証
     奥の院へ徒歩で参拝すれは徒歩参拝のスタンプがもらえます。小さな認定証ですが、私にとっては御朱印以上です。多い人は3万回を越えています。何回も行っているうちに顔見知りになり挨拶するようになった人もいます。今日は来ているかなと思うだけでも楽しくなります。
  • お遍路さんとの出会い
    出釈迦寺、善通寺ではお遍路さんと出会います。歩き遍路さんへ飴のお接待をしています。飴2個を小さなポリ袋に入れています。飴2個だけ?、不思議に思われるかもしれませんが、歩いているときに飴一つでも声を掛けられるとうれしいものです。
     「今日はどちらまで?」、「どちらから来られましたか?」、「何日目ですか?」、聞くとどんどん話してくれます。歩き遍路ならではのいろいろな話を聞かせてもらうことができます。
  • 縦走路で出会うハイカー
    元気よく登っている人を見ると、自分も仲間だ と思えます。
     声を掛け合うだけでも元気をもらえます。
  • 歩いているときは歩くことだけを考えている。無心になれる。
    五岳山は決して楽なコースではありません。一生懸命登ることだけを考えています。たとえ一日だけでも歩き遍路と同じ 境地になれます。
  • コスパがよい
    運賃、昼食、飲み物を入れても3千円で余ります。
    適当な心地よい疲れと達成感が得られます。


 初めての場所へ地図を頼りに訪ね歩く旅もそのうちに行きたいと思ってはいます。





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2023-10-28 | Weblog

 リサイクル本会

 図書館のリサイクル本会へ行ってきました。図書館で除籍になった本や寄贈された本を無料で譲渡してくれます。毎年大勢の人が詰めかけます。しかし、混雑を避けるため整理券により、1回15人、時間は20分間に区切っていますので、案外ゆっくりと見ることができます。1人20冊までの制限いっぱいの小説を手にして出てくる人もいます。
 「ブッダの教え」と「大人の文章術」という本をもらってきました。両方とも寄贈本で注文売り上げカードが挟さまれたままですので、新品のようです。
 
 「ブッダの教え」はブッダの生涯から教え、現代にいたる流れが多くの図で説明されています。
昨年花園大学公開講座を受講したときに、十二縁起の話がありました。「仏教学を専攻している人でなければ、憶える必要はありません」と話されていましたが、そう言われれば余計に覚えたくなるもので、引っかかっていました。その十二縁起が図になっています。何かを覚えるには視覚に訴えるのもいい手です。



 「大人の文章術」は文章を書くポイントが簡潔にまとめられています。
中に間違いやすい漢字や慣用句が目にとまりました。中学校程度の漢字ですが、どうも最近、文章を書くときに変換キーを押すと最初にでてくる漢字に流されやすくなってきています。


 秋の夜長、楽しみがまた増えました。


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2023-10-27 | Weblog

 はったい粉

 「はったい粉」、ご存じでない方もおられるかもしれません。
麦を炒って粉にしたものです。関東では「麦焦がし」と言っていました。
最近はほとんど目にすることはありません。子どもの頃砂糖を入れてお湯や牛乳でのばし、おやつとして食べていた思い出があります。
先日、もち麦をいただきましたので、はったい粉にしてみました。中華鍋にいれて炒るとなつかしく香ばしい香りがしました



 朝、ヨーグルトに混ぜて 食べています。食物繊維が多いとか。
 なお「はったい粉」は漢字では「糗粉」 と書きます。「糗」は米や麦などを炒ったものの意味です。

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2023-10-25 | Weblog

 四国遍路150回

 出釈迦寺の境内に「四国霊場八十八ヶ所百五十周回記念 南無大師遍照金剛」と記された大きなりっぱな石碑が建てられていました。準特任大先達とあります。



 先日紹介しましたが、先達には先達、権中先達、中先達、権大先達、大先達、準特任大先達、特任大先達、元老大先達と階級があり、大先達までは回数を積み審査に通れば受けることができます。しかしその上の準特任大先達からは大先達のうちから審議会等の審査を経て指名され、定員もあり誰でもというわけにはなりません。
 四国一周は約1,200km、150周では18万km、地球4周半の距離になります。数十年の歳月がかかっていることでしょう。
誰にでもできるという業ではありません。石碑に刻して残されるに値する 偉業です。
 この石碑に『人生は遍路なり』と刻まれています。
遍路を貫徹した人のことばなのでしょう。

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2023-10-23 | Weblog

 出釈迦寺

特別講演 「四国遍路の歴史と出釈迦寺」
講師は徳島文理大学文学部 上野 進教授
 先生は香川県歴史博物館、香川県政策部文化振興課、香川県立ミュージアムなどにも勤められ、寺院の調査、四国遍路の研究を行われています。
いろいろな巡礼のタイプ、納札の話、寺院に見る落書きなどのお話しを聞かせてもらいました。

 出釈迦寺でオーストラリアから来たという若い男女に飴のお接待、納札をもらいました。
外国の人を見るといつも思うことですが、遠い日本へ来て約2カ月の間歩いて回るとはすごいことだと思います。すぐ近くにいてもままならない私にはできないことです。
もう少しで結願です。がんばってねとおくりました。

 善通寺の休憩所でコーラを飲んでいると側にやはりコーラ―持った男性が腰かけてきました。私と同年配です。聞くと350ccのオートバイで周っているそうです。四国を17回、他に番外、別格、不動霊場なども何回も周っており、昨日はこれから池田まで行くと話していました。元気な人の話を聞くと、聞くだけで元気をもらったような気がします。


 おみやげにいただきました。
(菊の露は若返る程度に袖に触れさせて頂いて、花の持ち主であるあなた様に千年の寿命はお譲りしたいと存じます。)
旧暦9月9日は重陽の節句です。菊の節句とも言い、平安時代には、菊の花に綿を被せ、翌日に菊の香りを含んだ夜露を沁み込ませた綿(菊の着せ綿)で顔や肌を拭って長寿を願う風習がありました。藤原道長の正妻、源倫子より着せ綿を送られた紫式部が その返歌として詠んだ歌です。
―――という解説が付けられていました。

 出釈迦寺は境内、奥の院への参道などいたるところに歌碑が建てられています。与謝野晶子、鉄幹の広場もあります。







 善通寺 大川製麺所
かけうどん @250


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2023-10-21 | Weblog

 インターホン

 数日前のことです。夕刻、めずらしく携帯に登録のない着信がありました。個人情報漏洩のニュースがあったばかりですし、留守電メッセージを確認してからにしようかと思ったのですが、それほど大仰に考えることもないと出てみました。すると「郵便局です。表にいます」と男性の声。
昼間、ゆうパックの不在通知が入っていたので、再配達依頼をしていました。
荷物を受け取り、インターホンがあったのに、と聞いてみるとインターホンを押したが応答がなかったと言われました。
数十年使っているもので、2年ほど前に虫が入って故障した経歴のあるインターホンです。ボタンを押してみるとなるほどピンポーンの音が鳴りません。
いよいよ壊れてしまったのか、翌日、中を開けてみました。



 するとボタンにつながるスイッチが動作不良のようです。スイッチは外気による接触不良防止のため、ガラス管に入った水銀スイッチを使っており、磁石で動作するようになっています。磁石との間にボタンとともに動く鉄片が上下し磁力がかかるとオンになる仕組みです。リード線でスイッチをショートすると音が鳴ります。
磁石が弱くなるようなことはないでしょうし、磁石、鉄片、スイッチの位置関係が変わった様子もありません。
試しに別の磁石を現在の磁石につけて見ると、動作します。



 原因の究明より、とりあえず使えればいいので、これで修理完了としました。
本来からいえば、とんでもない故障修理と言われそうですが。



ナショナルのマークのある銘板です。

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2023-10-19 | Weblog

 竹の水仙

 落語に「竹の水仙」という話があります。

※~※~※
 東海道は藤沢の宿。とある旅篭の二階に朝から晩まで酒を飲んで長逗留している男がいた。宿賃は出立のときにという約束だったが、あまりにも長いので、女房からせきたてられた宿の主人が内金をもらえないかと取り立てに行った。すると男は「一文無しだ」と言う。
 「どうするつもりだ」と主人が問い詰めると、男は「裏の竹藪から竹を切ってこい」と言いつける。言われるままに主人が竹を切ってくると、男はその竹でつぼみのついた水仙を彫り上げた。
「これを水に差し、売り物と書いた紙を貼って表においておけ。これが売れたら宿賃を払う」 男の言うとおり、主人がその水仙を宿の軒先に置いた。
すると翌明け方つぼみが割れ、竹の水仙の花が見事に開き、あたり一面なんともいえないよい香りがただよい広がった。
 そこへ肥後熊本細川越中守様の行列が通りかかる。竹の水仙が越中守様の目にとまり、側用人に「求めてまいれ」と命じて通り過ぎた。
側用人に価はいかほどかと聞かれた主人が二階に上がり、男に尋ねると「相手が越中ならば200両にしておけ」と言う。主人がその旨を御用人に伝えると「竹細工に200両とは ふざけるな」と怒り、主人を殴って帰ってしまう。
主人が二階の男に「200両なんていうから、殴られたではないか」となじると、男は「もう一度、表で待っていろ、すぐに買いに戻ってくるから」と言う。
一方の側用人、本陣に着いて休んでいた越中守様にかくかくしかじかとことの次第を申し上げたところ、「あれは左甚五郎の作である。200はおろか500両出しても惜しくはない。直ちに戻り買って参れ、もしすでに買われていたら切腹、お家は断絶だ」とえらいご立腹。青染めて旅篭へ飛んで戻った側用人は主人に平身低頭平謝り、水仙を売ってくれるように頼む。立場が逆転した主人は殴られた腹いせから100両を上乗せし300両で水仙を側用人に手渡した。
 二階に300両を持って行くと、男こと左甚五郎は「100両はお前の儲け、50両は宿賃と殴られ賃だ」と言って150両を渡した。
※~※~※
(宿場、旅篭、旅篭の主人、大名などの名は演ずる落語家により異なることがあります)

 私が初めてこの話を聞いたとき、竹で作った彫り物の水仙が開く訳はない、これはよくできた落語の話であると思いました。
 ところが、先日の新聞(2023/10/13朝日新聞)に木彫の開花する水仙を作った大竹亮峯さんの記事が載っていました。
落語のとおり水仙の花が実際に開くのです。


 私たちはともすれば科学的に考えるとか理論上などと言って、まずできない理由を考えるようになってしまったのではないでしょうか。できる手段よりできない理由の方が簡単で、圧倒的に多数見つけることができます。そして安易に「そんなことは絶対にできっこない」と口にしていませんか。
木彫の水仙を開かせることは並大抵のことではなかったと思います。作りあげた大竹さんのアイディアと努力は賞賛するに価あるものです。
落語の竹の水仙はひょっとすると実話かもしれません。
竹の水仙などできるはずがないと考えていた、ちょっと反省した次第です。

 ところで、また落語に「抜け雀」という話があります。
※~※~※
 東海道は小田原宿の旅篭の話。夕刻、無理やり引き込んだ旅の男が一向に旅立つ気配がない。そればかりか、昼五合、晩一升の酒を飲み、宿賃はたまるばかり。せめて酒代だけでも入れてもらえないかという主人に、男は「金は一文もない、代わりに絵を描いてやろう」と言って襖に5羽の雀の絵を描いて出立した。
 翌朝主人が雨戸を開けると襖の雀が待っていたかのようにチュチュチュと鳴いて外へ飛び出し、しばらくすると舞い戻り襖におさまった。
 そのうわさが広がり、宿は大繁盛。・・・・・・・。
※~※~※
 やはり、これも襖に描かれた雀が飛び立つことはない、落語の作り話と思っていましたが、そのうち絵に描いた雀が飛び出すようになるかもしれません。


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2023-10-17 | Weblog

 いきいきふれあいフェスティバル

 一昨日、健康福祉イベント「いきいきふれあいフェスティバル」が市内の運動公園にて開催されました。当日は市内各所から無料送迎バスが運行され、また市内の路線バス、私鉄がすべて無料とあって、会場は10時の開会とともにコロナの余韻が残っているとはとても思えない混雑ぶりでした。屋内会場ではスタンプラリーもあわせて行われ、福祉器具用具の展示、ボランティア体験、各種相談会など各ブースの前には行列ができていました。
看護協会によるアルコール体質判定パッチテストをやってもらいました。結果は?
 屋外には関係団体による模擬店などのテントが並びにぎわっていました。コロナ前には保護犬の譲渡会も開かれていましたが、今年はなかったようです。


 一昨日は石鎚山へ行く予定にしていましたが、ネットで見るとこの時季の休日の石鎚山は混雑していて、特に12時に山頂着のスケジュールは避けた方がよいとあります。朝一番の電車で行くとちょうど12時山頂になります。
あれこれ考えて今年の石鎚山は中止にしました。

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2023-10-15 | Weblog

 今年の蚊

 先月の中頃、「今年は蚊が少なかったですね」と散歩の途中、畑をしている人に声を掛けると「暑くて蚊も出てくるのがいやになった」と言っていました。うまいことをいうなぁと感じ入ったのですが、実際今年の夏は暑かったようで、気象庁によると2023年夏(6~8月)の全国の平均気温が1898年の統計開始以来最高で、平年より1.76度高かったそうです。


ウェザーニュースより

 全国各地で35度を越す猛暑日が続きました。新聞によりますと人をよく刺すヒトスジシマカは35度以上では活動を休み、涼しくなってから産卵のため人を刺すようになるそうです。
全く、その習性どおりで今、畑に出るとわんさと蚊が寄ってきます。
お祭りすぎて蚊取り線香を使うことはなかったと思うのですが。

 蚊と闘いながら草取りをやっています。


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2023-10-13 | Weblog

 大学連携講座
   「気になる! 血液検査結果の見方」

 大学連携講座を受講しました。講師は川崎医科大学医学科生化学教室 栗林 太 教授
まずおどろいたのが先生自身の検査値データです。
2010年
体重 58.5kg  脂肪率 17.1%  血圧 120/82mmHg
2022年
体重 45.7kg  脂肪率   3.0%  血圧  82/52mmHg
体重、脂肪率、血圧ともに医学的に十分な検証の上に下げられたのでしょうが、それにしても脂肪率  3.0% 、血圧  82/52mmHgはすごい。 血圧82とは低すぎるのではないかと思いますが、ふらふらするようなことはないそうです。

 講義では
  1. 様々な検査の理由・目的
  2. 検査値の異常が意味すること
  3. 検査値正常化の方法
さらにいろいろな症例をあげてお話しが説明がありました。
健康診断の血液検査には各項目の説明がついていますが、直接事例をあげ、体の栄養の流れをあげて具体的にお話しを聞くとより一層理解を深めることかできました。

 講義は後日オンラインでも受けることができます。
よろしかったらどうぞ
公開 12/1~12/7   申込締切 11/28
ただし、視聴は高梁川流域圏(倉敷市・新見市・高梁市・総社市・早島町・矢掛町・井原市・浅口市・里庄町・笠岡市)に在住・在勤・在学の方に限られるそうです。