懸 濁
「懸濁」、何のことかご存知ですか?
ご存知の方おられると思いますが、恥ずかしながら、私は知りませんでした。
この前、眼科でもらった目薬の袋に書いてありました。
薬の容器には「よく振ってから使用してください」と書いてあり「濁」の字からなんとなくイメージは分かります。
しかし、手元にある新明解国語辞典(二版)、広辞苑(初版)、漢語林には載っていません。
ネットの広辞苑(第六版)には「懸濁」ではなく「懸濁液」で載っていました
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けんだく‐えき【懸濁液】
(suspension)顕微鏡で見える程度の大きさの微粒子が液体中に分散したもの。印刷インクや粘土分散系の類。サスペンション。
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もらった目薬はそこに白い沈殿物があり、振ると白く濁ります。
袋に目立つように『懸濁』と書かれているのですから今では一般に知られている言葉なのでしょう。
ささいなことですが、ちょっと気にかかりました。