はやぶさ・はやぶさ2 映像祭 2020
いよいよ来週12月6日未明、小惑星「リュウグウ」のサンプルを携えて「はやぶさ2」が帰還します。2010年、小惑星「イトカワ」から「はやぶさ」がオーストラリアの上空をまばゆい尾を引きながら帰還したときの感動はいまだに脳裏に残っています。
一昨日、倉敷科学センターに於いて「はやぶさ・はやぶさ2映像祭 2020」が開催されました。
・HAYABUSA - BACK TO THE EARTH 帰還バージョン 2009年
・HAYABUSA2 - RETURN TO THE UNIVERSE 2014年
・HAYABUSA2 - REBORN 2020年
3部作2時間半一挙上映です。
最初はこれは実写なのかCGなのだろうかなどと、ちょっとさめた目で見ていました。地球の引力を利用し軌道を変えるスイングバイ、小惑星を何度も周回し、綿密に調査し、着陸を試みる姿、見ているうちに探査衛星のその姿にけなげさを感じ、一億キロ以上離れている衛星に思わずがんばれと願っていました。実際には地上の管制室でJAXAの大勢の研究者、技術者の人たちがコンピューターを駆使して操作していたのでしょうが、ふしぎなものです。
上映に先立ち映画を作られた上坂浩光監督・プロデューサーの講演がありました。監督は「はやぶさ」の帰還のときにはオーストラリアに行かれたそうです。JAXAの人たち、撮影秘話、苦労話、映像作成のやりがいなど楽しい話 1時間半があっという間に過ぎました。
はやぶさ2はカプセルを届けたあとまた地球を後にして べつの小惑星に向かい11年後に到達する予定だそうです。
まずは6日のカプセル帰還、そして11年後の小惑星へのタッチダウン、そしてその帰還を楽しみにしています。