花が語ったこと
紫陽花が囁いていた
気をつけたほうがいいよ
人は美しいものをお金に換える
多くの言語を操って嘘をつく
知識を貯めて隣人をもたぶらかす
タンポポは嘆いていた
黙っていると踏みしだかれると
エリートたちは人を選んでいる
美しい人たちは内輪だけで褒め合う
身体を自慢するものは身体しか見ない
薔薇は祈っていた
問うてもなぜか答えてくれない
雨が降り 風が吹き 光が差し
時は流れ 神は笑い 春がくる
人間からもっと遠く離れて咲きたい
花は美しいだけではない
生殖と遺伝のみなもと 美の鏡である
昆虫とは親戚であり、時に支配者にもなる
人間とは幸せな関係を築いているか・・
いつも驕っていて自由を誇る人間
独裁と依存の間でゆらめき
信じるのものは愛だけだという
でも愛するより愛されることを望んでいる
だから花たちは昔から人間たちと
たぶん距離をおいてつきあっている
※先日、サンシャインの文化会館で花の祭典があった。ほとんどが人の手によって作られた美しい花たち。その素晴らしさに圧倒されたのだが・・。
... 、共感です。
私は、先週から湯治で熱海に滞在しています。熱海の梅園は、観光客で人、人、人!!
そこで、心から梅の花を観賞している人達ばかりではないかもしれない... (・・?)
と何度も思いました。と言うのは、せっかく綺麗に咲いている梅の花の下で、[ 嫌でも聞こえてくる ]男女ともに高齢の団体が、梅の花を眺めている様子なんぞ無く、俗世間の話などを大きな声で喋りっぱなし!! そう言えば、私は、東京下町の桜の名所の近くに住んでいますが、桜のシーズンには、桜の花をそっちのけのようにして酒を酌み交わしているグループを毎年、よく見かけます。もし、私が梅や桜の花なら、「 私に託けて、お喋りに夢中になったり、酒盛りするなんて... (>_
花にも魂があって、人の魂を見つめているんですって。そういうまなざしを持っていると、何かの本で読みました。そういう花の魂は、死者にならないと見ることはできない。花の魂を感じとれない人は、あの世にいったら花を見ることができない。おお、なんて淋しい話でしょうか。
ともあれ、素敵な湯治を満喫して下さい。心からお祈りもうしあげます。