小寄道

日々生あるもの、魂が孕むものにまなざしをそそぐ。凡愚なれど、ここに一服の憩をとどけんかなと想う。

赤蜻蛉まじと向き合う一時かな

2018年10月25日 | 日記
リハビリから帰る道すがら、目の前を何かが横切った。小ぶりの赤蜻蛉だった。 私を誘うかのように飛ぶのだ。しかし、上下に浮いたり沈んだりする飛行で、その羽ばたきはゆらゆらとなんとも弱々しい。ついに路上に舞い降りて、しばらくするとまた飛び立った。わたしはその様子を見守りながら動かない。赤蜻蛉は私の前から離れず、ゆらゆら飛んでいたが、やがて疲れたのか路上の白線の上にたたずんだ。 子どもの頃はオニヤンマ . . . 本文を読む