小寄道

日々生あるもの、魂が孕むものにまなざしをそそぐ。凡愚なれど、ここに一服の憩をとどけんかなと想う。

『キリスト教は「宗教」ではない』を読む

2017年10月14日 | 本と雑誌
  このほど出版された中公新書ラクレ、『キリスト教は「宗教」ではない』(竹下節子著)を読んだ。この反語的でキャッチーなタイトルは、販売促進のために編集者目線の奇を衒った目的でつけられたのではさらさらない。著者がたぶん万感の思いを込め考えた末の、端的で直截なタイトルだ、と読み終わってみて納得できた。 一神教・ユダヤ教の改革者、いや単に形骸化した律法の糾弾者としてのイエス・キリストが . . . 本文を読む