こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

女神のタクト

2011-12-13 00:00:00 | 未分類
塩田武士さん『女神のタクト』を読みました。

三十にして「職」と「男」をなくした矢吹明菜は、神戸にやってきた。
列車に乗り、何の気なしに下車した舞子駅から、しばらく歩いたところにある
砂浜で出会った白石老人に頼まれた事が、彼女の人生を変えた。

スランプに陥った指揮者一宮拓斗が、彼女の強要と暴力の上とはいえ、再び舞台に立つ。
それまでのトラブルやアクシデントを、明菜の持ち前の前向きさで退けていく、
その過程が爽快であり、オーケストラが形になっていく過程で明菜自身も癒されていく、
そこがまた気持ちのよいところです。

コメント
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