銀婚式物語 価格:¥ 1,890(税込) 発売日:2011-10-22 |
これは、銀婚式を迎えた大島陽子さんと夫の正彦さんの一日であり、それまでの二十五年間を振り返る物語です。
まず目覚めて、飼い猫の天元とこすみの大暴れの後片付けにとりかかることから始まり、最初の飼い猫ファージの思い出に入ります。
他には、囲碁、妊娠への道、去っていった人々、家事のこと、夫婦それぞれが苦手なことなど 様々なことが語られてもいますが、何よりも本のために家を建てた事、この話が私には一番ですね。
陽子さんの蔵書量は図書館ができるくらいで、確かに異常なほど多いのかもしれません。
でも私も、両親から普通の木造なら根太が落ちるとおどされていますし(鉄骨ですが)、本を減らさなくてはならない立場からすると、うらやましい限りです。
私のことはともかく、やはり二番目はファージのことですね。
「新婚物語」以降気になっていましたので、今回、その後の事が知ることできてうれしいです。
スプラッタ猫などと言われていましたが、やはり陽子さんにとって、とても大切な子で幸せをくれたいい子なんだなと、しみじみしました。
あと、あとがきですが、素子さん、ご縁がありましたら一年後くらいには新作を読ませてください。
「金婚式物語」まで、お二人とも健康で長生きできますように。
宜しくお願いします。