天海の秘宝 上・下

夢枕獏さんの『天海の秘宝　上・下』を読みました。

本所のからくり屋敷に住む堀河吉右衛門は、松の廊下の一件でお家がお取り潰しになった赤穂の侍を
祖父に持つ浪人者という噂であった。
子どもに人気があり、いつの間にか屋敷に子どもが集まり、読み書きを教えるうちに
寺子屋のようになってしまった。

一方、江戸の町では、不知火という窃盗団が巷を騒がせていた。

それ以外でも次々起こる様々な怪異は、天海が隠したお宝という一点で結ばれる。
天海とは何ものなのか？お宝の正体は？

ここのところの獏さんの著作傾向からは、まさか話がこう転ぶとは思いませんでした。
久々でしたね。楽しかったです。