こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

丘の上の赤い屋根

2010-08-02 00:00:00 | 未分類
青井夏海さん『丘の上の赤い屋根』を読みました。

子どもの頃から役者をしている鏑木航は、事務所の社長に拝み倒されて、五ヶ月だけの約束で、
大沼辺市のコミュニティFMである、レイクタウンFMの朝のレギュラーパーソナリティーを、
務めることとなった。

一方、地方の名士である父、荻沼洋平の家を継いだ波多野真希も、
レイクタウンFMの市民ボランティアとして採用され、つたないながらも、
レポーターとしての第一歩を踏み出した。

古い町ですが、ベッドタウンとして新しい住民も住み始め、開けている大沼辺市。
古くからいる住人、新しい住人、それぞれに悩みや不満があるようで、
その歪みが、ある形で噴出します。

彼らが、それらをどのように受け止め成長していくか、
全ての人々に投げかけられた物語のような気がします。

コメント
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