オストメイトで山賊と海賊・・・銀座のコテコテ周旋屋のよもやま話

去年は100の山を愛し、今年は108の山に恋をする。
夏は太平洋の大波で泳ぎ続け、日本の自然を愛して66年。

銀座の店に出る前に、雪山に登る

2018-12-21 11:07:33 | 地球と生きる

 

 銀座での仕事前に群馬や山梨、長野の雪山に登ってくる。

 30年以上も前の不動産バブルの真っ只中で生きてた人間は、そんなことも普通にやっている。

 朝まで飲んでそのまま仕事、夜まで働いて朝まで飲む、1週間くらいはぶっ続けで出来ておったな。

 昨夜は難波で、今日は中州、明日は札幌から軽井沢・・・週末は海外・・・ってなのは別に普通だった。

 体力も精力も、行動の基本も価値観も、今の人たちとは、ぜんぜん違いますがな。

 そういうのがまた、ゴロゴロいるのが世の中社会のオモシロイとこ。

 銀座の工房に出て来るまえに外房で波に乗ってくる、そういうのも居る。

 メディアの報道には、いっさい出ては来ないがね。

 

 71だとか、72だとか、自分の年齢が定かではなくなってるというよりも、どうでも良くなってる顧客の婆様と朝から話し込んでおったが、腰の軟骨が潰れて神経に刺激を加えるようになってて、大学病院では手術して金属の脊椎を一個入れた方が楽になると言われてる、と。

 ・・・年中痛みはあるのよね~

 ・・・で? それで雪の蓼科山に登ってきてんの?

 ・・・そうそう、前の日は白駒池からニュウまで歩いて、次の日は蓼科山よ、なんとか行けたわ

 手術はしないで、自分で歩いてなんとかしようと言う、俺とおんなじ自己治癒に嵌ってる。

 外科医の手術は成功しても、その後のケアは自分次第、よくあるいい加減な医療行為。

 ・・・一部分だけ新しくしてもね~、ぜんぶ新しくするならバランスも良いんだろうけど・・・

 ・・・そうそう、オツムも薄らボケてきてんだから、中古品を入れるくらいでないと、逆に辛いだろう

 そもそも歴史の浅い医療行為には、臨床データが足りないのを補うための患者作りばかり、はっきり言えばモルモット、そういうことだ。

 ・・・あんたね、ちょっと馬鹿にしてない?!

 

 銀座の周辺のメディア露出の多い人気の飲食店には、当社のカレンダーがよく貼ってある。

 厨房や休憩室やらに、だが、最初からそれ用にと書き込みの出来るものを作って配ってる。

 もう20年以上も前から作ってるから、この時期になると皆が取りにやってくる。

 ・・・今年も生きのびたな~

 日常は忙しいから道端の立ち話ばかり、こういう時期に私生活のいろんなことを聞くことになる。

 ・・・へ~、シェフはそんな趣味があったんだ・・・

 日常の私生活の話になると、メディアで言われてる話とはぜんぜん違うケースは多いが、これは営業の二面性というよりも、さすがに器用に生きてるわい! という凄みでもある。

 5~6人分くらいは使い分けて生きてなきゃ~、この銀座では生き残れない、当たり前のことだ。

 だから布団に入る時はいつもクタクタ、苦しまず、とっとと逝くのも当たり前。

 

 深夜の代行運転の会社をやってる同世代の社長も遊びにやってきてて、デカイ若者と一緒だった。

 ・・・来年は早々に広いとこに引っ越すよ! おかげさまで順調ですよ!

 190cmは超えてるだろうその子は、なんと息子だと言い、首都圏では敵がいなくなったという砲丸投げの高校生チャンピオンだった。

 ・・・いや~、俺たちの世代の子供らは楽しみなのが多いね~、ハチャメチャに生きて来た父親が多いから、その子供らもみな個性的で身体能力も高いのが多いね、全国大会には栄養剤抱えて応援に行ってやるよ!! いやいやオリンピックか!!

 ・・・ふっふっふ、社長ほど空を飛んではいないけど、前の女房との子だから・・・

 だからか、室伏以上のハンサムなハーフ顔、父ちゃんなんか足元にも及ばないイケメン男子。

 みな、おなじようなぶっ飛んだオスの道を歩いて居る。

 じきに、普通になるさ・・・40年前に想ってた時代が30年前にやってきて、その時にはすでに次の時代を生きておって・・・常に先を先を生きてるのが、俺の世代には多い。

 いつも四面楚歌、敵だらけ・・・この閉鎖的な安穏とした時代に、素晴らしいことだろう。

 

 南青山での児童相談所騒動。

 俺は銀座と南青山が主戦場でもあったから、その辺に住み暮らしてる古い顧客は多い。

 メディアの報道を聞いてると、なんだか別世界のようだけんども、そういう変なのもいる、その程度のことを大袈裟に報道してしまう癖が、メディアからは抜けないまんまだ。

 田舎の人たちはそれを眺めて・・・映画の世界のようだね~、凄いのね~・・・って。

 そうそう、情報自体が作りものだから、さ。

 視野の狭い奴らが興奮してるだけのことで、どこもかしこも、なんということもないさ。

 

 山や海の帰りには、若い頃からいろんな場所で湯に浸かってきたりしてるけんども、赤城の麓にあるばんどうの湯はオストメイトは100円で入れるし、真田の温泉も空いてるし、山梨のやまと天目山温泉なんかは湯が良いので近くを通れば入ってる。

 上野原の秋山温泉は子供らが小さい頃からよく寄っておったし、藤野やまなみ温泉はスタンドもある。

 近場でも幾らでも良い湯・悪い湯はあるが、だんだん決まって来る、埼玉の東鷲宮にある百観音温泉なんかはよく立ち寄っている。

 むかしは持ち帰り温泉スタンドで20Lのタンク数個に湯を入れて、山の帰りに浸かって積んでた。

 女性の手荒れや乾燥肌にはよく効いておった。

 配ってあげるとみな喜んでおったもんだが、いまはスタンドはなくなってしまってる。

 なかなか車で出掛けられない人たちには、下手な薬なんかよりも効果はあった。

 地球から湧き出る薬、それが温泉だろう。



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